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見た映画と本の感想を、悪文かまわず吐き出しております。やや毒舌が多いのでご注意を。
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DVD

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

 
おすすめ度:★★★
タランティーノ度:★★★
オタク度:★★★★

 

 

<あらすじ>

かつてのTVスターが落ちぶれてグダグダ
そのスターの隣にはロマン・ポランスキーとシャロン・テートが住んでいて…映画は『あの日』に向かって進んでいく

 

 

<感想 ネタバレ&やや毒あり>

こちらは友達に勧められて観ました。
そうでなかったら、去年一年は映画情報からも遠ざかっていた為、タランティーノ映画とも知らないし、キャストも分からず、タイトルすら知らなかったし、完全スルーしてたでしょう。

で、知ったからと言ってもブラピとレオの映画を自ら観る事も無かったと思います。二人が嫌いではないんですが、昔から知ってる役者とは言え、興味を持った事が殆ど無く、ブラピ映画とはあまり相性がよろしくないイメージでした。(ってわけで、ファイトクラブもセブンイヤーズインチベットも観てない。初見は「インタヴューウィズバンパイア」で、「セブン」でトラウマ、「ミスター&ミセススミス」でウンザリ)レオはレオで好きな映画もあるものの、レオに興味を持った事がほぼ無いと言う…w

「ジャンゴ」のレオは楽しそうで良かった。今作も楽しそうだった。シリアス系のレオより、「ジャンゴ」「ウルフオブウォールストリート」とかはっちゃけてるレオの方が好きかも知れない。

で、タランティーノ映画は好きです。
一時期キルビルにハマりまくってたので。オタ丸出しなのが良い。タランティーノは「無駄な拘り」が良い。

 

 

さて、映画。
まぁったくの予備知識ゼロで観ました。
題材が古き良きハリウッドってのを知ってたぐらい。

 
 

いきなりネタバレ言いますけど、ラストでほんとビックリしました。

ホラー映画好きの影響から過去の有名な殺人事件もちょこちょこ知ってて、+ハリウッドの歴史もちょいちょい勉強してたので、シャロン・テートと言えばあの悲劇でしょと覚えてたので、ロマン・ポランスキーとシャロン・テートが出てきた時点で、これはあの事件をメインに持ってくるんだと、それにブラピとレオが巻き込まれるんだと思っていましたから、死なないラストに唖然。

と言うか、話と言う話が無かったのがビックリでしたw
 

 

レオ演じるリックの落ち目の役者っぷりはすごく良かった。

そんなリックが頼りにしている兄貴分みたいなクリフ演じるブラピがかっこよく、リックがアル・パチーノにソロだのバットマン&ロビンだのとパウ!ピン!ボウ!と色々言われてクソミソにけなされた後、ウワーンと泣いたリックを慰めるクリフ図は、いきなり腐女子狙い撃ちで笑いましたw
なんだこの流れはw

そこから二人の弥次喜多道中でも繰り広げられるのかと思いきや、映画のテンポは常にロー。

シャロン・テートがふりふり歩いてきゃっきゃしている姿を見るにつけ、彼女がいつ殺されるのやらとハラハラし、落ち目な自分にリックが自棄を起こして無茶をやらかさないかとか、クリフが変なヒッピーにつかまってファイトクラブが始まらないかとヒヤヒヤしていました。

途中、ブルース・リーっぽいのが出てきてカトーとか言ってるからマジでブルース・リーなんだと、クリフとリーのやり取りが微笑ましかったり、渋いカート・ラッセルがカッコいい。

 

友達に激お勧めされたのもあり、シャロン・テートが出て、ヒッピーとの確執も出来て、役者的にも追い詰められているリックと、誰がどこでトリガーを引いてどんな陰惨な事件が起こるのかと待っていたら、少女に慰められたリックがイタリア行きを決意してイタリアで成功(?)して凱旋で、リックとクリフの別れが迫る中でのシャロン・テートのカウントダウンが始まって、リックが成功したかと思いきやここで巻き込まれて死んじゃうのだろうかと緊張感も高まる中のワンコ反撃と顔ガンガン血まみれ&火炎放射器で丸焼き展開で、、、、あれ?

事件後にリックが隣家のシャロンと知り合いになって、おしまい。

そして流れるダダダダダダダ♪ダダダダダダ♪バットマーン♪


バットマン&ロビンのテーマソング!?
なんだ、このオチ!?

シャロンは殺されないの!??

 
 

 

てっきりサスペンス展開だと思ったのでややブラックコメディちっくに終わったので、気持ちの持ちように困りました。
だって実際はシャロンは酷く殺されてしまう事を知っているわけで、映画の中で回避出来てもなんだか虚しくなってしまって…

けれど古き良きハリウッドの描写がどのシーンも凝ってて面白かったです。
映像とキャラがとても良かったです。

 
 

 場面がとっちらかってて、意味ありそうで意味無いシーンの連続で、「なんやこれ?」な映画でしたが、「まぁ、タランティーノだしな」で納得出来てしまう
場面やセリフにオタ臭を感じさせてて、絵的・キャラ的にも面白かったです
でもシャロン・テート扱うならあの事件をがっつり観たかった気がしないでもない
 

 

今作、初めてブラピがカッコいいと思えました。

映画ファンになった何十年前から、何作かブラピ映画は見てきてて、決して嫌いなわけではないけれどカッコいいと思った事が一度も無かったんですよね。(すません)

レオは…楽しそうで良かったねとしかw
セリフ飛んだ後の「俺のバカバカ!アル中!」と言ってまたグビッて飲んじゃうダメっぷりと、良い演技した後に少女に褒められてたシーンは、リックって悪い奴じゃないじゃんって思えて微笑ましかった

 

個人的にウッヒョーと名前が挙がってテンション上がったのが、最初の「ナポレオン・ソロか、それともバットマン&ロビン?」のアル・パチーノのセリフで、さらには再度イタリアへ招致する時の最初の監督がセルジオ・コルブッチ!!!
私の西部劇トップ映画「ガンマン大連合」の監督じゃあーりませんか!
そして最後に流れる「バットマーン♪」

ほんま笑うw
なんで最後がそのチョイスなんやってん…

 
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