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見た映画と本の感想を、悪文かまわず吐き出しております。やや毒舌が多いのでご注意を。
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「ONE TREE HILL」
1st&2nd シーズン



オススメ度:とりあえず1はオススメ。爽やか青春バスケストーリー


あらすじ
同じ父親を持つルーカスとネイサン、しかしルーカスは父に捨てられ母子家庭で育ち、ネイサンは父の過剰な愛情を受けて歪んで育った。そんな二人が父の血を継いだのかバスケの才能に目覚め、コーチに見入られて同じバスケ部に所属する事となる・・・



感想
ネタバレ・・・と言うか、かなりの非道な感想になってしまうと思いますので、「愛があろうが悪口は嫌い!」と言う人やこの作品を心から愛している方は感想を読まない方がいいでしょう。

酷評していると言うよりかは、まぁネタにして笑える系のドラマだと私は勝手に思っているので、辛らつな言葉を使いますが、この作品はとてもとても私は楽しめました♪♪



さて。

日本では「アメリカ版スラムダンク!」なんて謳い文句でレンタルショップの店頭にでかでかと並べられていましたが・・・・・バスケシーンはものすごく少ないです。1stの初期はそれこそルーカスVSネイサンの意地をかけた1on1やら、自分を捨てた父が見ている前での試合で本来の力が発揮できないルーカスなど、バスケ部を中心に物語が動いていたように思えます。
その間に出てくるヒロインへの淡い恋心をうまく伝えられないルーカスなど、これぞ青春!と言うものが散りばめられていましたが・・・・・・段々と話が進むにつれて肝心のバスケどころじゃなくなる三角関係に悩まされるルーカスや、家庭不和が盛り上がってくるネイサンなど、「ルーカスVSネイサン+バスケ」と言う構図が空中分解し「え?ルーカスとネイサンの確執はどうなったの? バスケは?」と言う感じでそもそもの主題が置いていかれてしまいます。
ルーカス三角関係なんかの様子はそれこそビバヒルやらで散々やってた内輪ネタなので、手を出すにしても身近で済ませるなと一蹴したい気持ち。
ネイサンの方はより深刻で、父親ダンの悪辣っぷりはもはやギャグの域に達しています。家庭を顧みないキャリアウーマン設定が一瞬にして消えてなくなった母親デブなど、そりゃネイサンもグレるわとこちらは心からネイサンに同情し応援したくなります。ルーカスの親友で物語の良心的存在のヘイリーがネイサンと恋に落ちる話などはとても自然で、正直三角関係に巻き込まれているルーカスよりよっぽどネイサンの方が主人公っぽく波乱に満ちていて感情移入できてしまいます。


ルーカスの恋愛ボロボロの話は置いといて、そもそも原因を作った二人の父親ダンが非道三昧の自己中心的行動が凄まじく酷く、話を余計にこんがらがらせるのです。全体の流れからして、こいつが物語の敵役を一身に引き受けています。そのダンの非道っぷりが笑えるのが他の青春ドラマと明確に違うところでしょうか。
1stの最後ではダンが心臓発作を起こして「ざまぁwww」と言う感じでENDで、続きが気になるようなそのまま死んだら面白いような・・・といった感じでした。


まぁ、ここまでは皮肉ナシでも割りと楽しめるし、一応バスケもしてますし、異母兄弟の確執や互いを理解していくシーンなども沢山入っていて、素直に面白いです。ルーカスの三角関係もまぁまだ許容範囲。


問題はこれからです。
2ndシーズンに入って・・・恐ろしい事にバスケの試合をしていたのが妄想30分の中だけなのです
え?これ?バスケドラマだよね?なんて、怖くて質問できません。バスケが話の中心から逸れるどころか、ろくにバスケをしてない。
そして、せっかく入れた新キャラが不人気だったのかなんなのか分かりませんが、特に物語のキーパーソンになる事なく、居たり居なかったりする・・・最後はよく分からないうちにフェードアウト。
なんつー扱い。

更に弱った事に、前作では比較的良心的な存在であったヘイリーが突然「夢を追うわ」と、数々の苦難を乗り越えて結婚までして結ばれたネイサンを置いて、ぽっと出た自信過剰のギタリストについていってしまい、ネイサンが荒んでいくのです。
そもそも高校生同士でセックスしたいが為に結婚するってどーよ?と思っていただけに、想像以上に早い崩壊+いきなりであんまりな展開に驚きです。

1stシーズンでは三角関係地獄にハマッていて自業自得だったルーカスが今回では少し良識を取り戻して、行動が少々マシではありますが、他のキャラクターの落ちっぷりが酷いです。
逆に遊び人として登場したブルックがもうちょっと良識あるキャラになっています。
ヒロインポジションだった筈のペイトンは物語の中心から締め出され、端でちょこちょこしている感じです。正直、ペイトンの話は物語の根幹にはあんまり絡んでないので、ペイトンのシーンが殆ど無用に思えてしまいます。そもそもペイトンの最初のクールでスカしたキャラクターは何処かに行き、展開上都合のいいキャラ扱いされていました。前回では二人の男から言い寄られていたのに・・・・。

そんなこんなで荒んでいるネイサンを慰めるルーカスがいて、この異母兄弟の確執は完全に払拭されてしまったかのように、二人が終始仲が良かったのが見てて微笑ましかったです。
互いに「ろくでもない親父」を持つ同士、親近感あるのでしょう。

物語の中心が本来ならルーカスとネイサンであるはずなのに、諸悪の根源のダンが一番見ていて面白い。こいつの外道非道っぷりと、間抜け面がこのドラマのウリと言っても過言ではありません。
見た目はかなりダンディで男前なのに、姑息な手段を使った悪道三昧は本当に笑えます。全てのキャラクターの敵扱い。
でも、ダンが出ないと話が盛り上がらないんだよね。

1stでは長年支え愛し続けてきたカレン(ルーカス母)にプロポーズしてフラれ、今回では騙されて結婚式までメチャクチャにされてしまったダンの弟キースが本当に可哀相。なんでこんなにこのドラマはキースをここまで不幸にするんだろう・・・。 笑。


2ndシーズンで唯一のバスケの試合があったのが妄想のシーンの中だけなのですが、それがルーカスとネイサンの立場が逆だったら?と言うifシーンが入ってて、それが前作の内容を凝縮させただけで更に30分くらい費やすので、見ていて苛々させられます。見ている側としてはこれが100%妄想で夢オチだと分かっているから、苦行以外の何者でもない。

んで、2ndシーズンの終わり方はまたもダンが命の危機に瀕して「ざまぁwww」な終わり方をしており、3rdシーズンを見たいような、どうせ同じようなキャラクター崩壊っぷりを見せ付けられるだけな気がしてしょうがないのですが、なんと本国では9thシーズンまで作られている長期人気シリーズなのです!!
もう1stシーズンだけで既にネタ切れしまくってる感があり、2ndではグダグダもいいところなのに、これから後6つもどうやって話を作っていくのか、ある意味、予想が出来なくてなんとも恐ろしいドラマです。
ダンが更正する事はないでしょうがね。



レンタルショップで3rdシーズンを見かけたので、また気が向いたら続きを見るかもしれませんが・・・・・微妙だなぁ。
異母兄弟で外見がたまらなく可愛かったのでルーカスくんはお気に入りです。
中の人はかなりの遊び人で離婚までしてるそうですがね。中の人はどうでもいいや・・・・・
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