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見た映画と本の感想を、悪文かまわず吐き出しております。やや毒舌が多いのでご注意を。
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あらすじ
ダラス検事局の花形検事ステラは過去に自分の両親を奪い障害残る怪我を負わせた事件の被疑者として起訴される。更には、重要参考人の元恋人が殺されてその嫌疑までかけられてしまう。
事件を担当する検事はかつての同僚ホーリーで、彼女は自己顕示欲の強い女性でステラに嫉妬しており、この事件を契機に出世する企みだ。
果たして、ステラを陥れたものは誰なのか?


感想。
久しぶりの法廷小説でした。
法廷とは言え、いつも読んでいるのはたいていが不当に逮捕された人物の無罪を勝ち取る弁護士が主人公の話なのですが、今作は検事が主人公です。
この女検事がまず難攻不落の事件を見事勝ち取って有名人になるところから話が始まります。出世の道も約束されて有頂天のところに逮捕されて拘留され、しかも現在離婚調停中なので弁護士を雇う金も無ければ保釈金さえ払えない・・・自分の両親を殺して自分に一生残る怪我をさせた事件のよりによって犯人にされてしまった主人公がどうやって真実を暴くのか、読んでてはらはらしました。

法廷シーンは少なかったのですが、そのちょっとのシーンがまた気持ちよく相手をやり込めてて(と言うか理路整然と己の権利を主張)、良かった。
法廷ものはやっぱいいねvvv


ただ、ちょっと思うんですけど・・・・外国小説で女性が主人公で殺人絡んだ小説ってどうして恋人(候補)とのラブシーンが入るのが多いんでしょうか・・・。
私が読んだのがそういのが多かっただけかな。
今回もがっつり二回もあった。
小説で別に読みたいものじゃないなぁ・・・・・。
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N.E.ボード作


あらすじ
なんでもキッチリしてなきゃいけない家で育てられ、退屈だった主人公の下に本当のお父さんが現れて・・・。


感想
タイトルとひらいたかこさんの絵につられて、読みました。
正直な所・・・ちょっと私には合いませんでした。
話の内容や展開はごくありふれた、わくわくするような児童書的展開なのですが、なにが問題かというと・・・・
間に入る作者の言葉
これ、本当にうっとおしかったです。せっかく物語を追っていても、すぐにこの作者が自分の思い出を語ったりどうしてこんな展開にしたのか裏話披露したり・・・そういうのはあとがきで書けよ!って事を間にふんだんと入れてきます。
最初のうちは、「まぁ、最初の章だけやろ」と思って読み流してたのですが・・・どんどん間に入ってテンポを崩してくるので、最後はもう飛ばし読みしてしまいました(涙
作者が出てくる児童書はたとえばエーリッヒ・ケストナーの「点子ちゃんとアントン」とか、最初に教訓みたいなのが入ってきますが、物語の途中で割り込んだりしてきません。
いや、マジ、勘弁。

あぁ・・・面白い話になりそうだったのに・・・・・・



ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作



あらすじ
おじいちゃんとおばあちゃんに育てられ、しつけの厳しい家から、突然たくさんのいとこの子供がいる城に連れてこられたハレーのお話。


感想
短い小説でしたが、やはりダイアナ節炸裂しておりました。このカオスっぷりを久々に味わえて、楽しかったです。本作はギリシャ神話とローマ神話をベースに描かれたお話でして、そう言えば以前の小説で神々の話に触れていたような・・・・(うーん)
最初は何も考えずに読んでいたのですが、段々とキャラクターの名前やら関係やらエピソードや逸話?にニヤニヤし始め、主人公の名前に気付いたのは遅かったものの、十分に楽しめましたvvvvvv
あまりギリシャ神話は好きじゃないんで(つか、神話がどうも・・・・)元ネタを読むかどうかは現時点で分かりませんが、この小説がとてもダイアナさんらしくて面白かったとだけ申しておきましょう!


役者あとがきのところで、ダイアナさんの体調が思わしくないと書かれていて、とても心配です。かなりの高齢ですし、あまり無理されない程度に作品をぽちぽち作ってくださったら嬉しい。
ご存命中にイギリスに行ってみたいなぁ・・・・
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