忍者ブログ
ID4
見た映画と本の感想を、悪文かまわず吐き出しております。やや毒舌が多いのでご注意を。
Admin  +   Write
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。













「ホステル2」



あらすじ
ローマからプラハ行きの列車に乗った美大生女子3人組。「スパにいかない?」とローマまで知り合ったレズっぽい美女に誘われて、スロバキアの例のホステルへ…。
拷問殺人クラブ会員様もスロバキアへご到着、初めての拷問殺人にウキウキワクワクドキドキ!


ちんこポロリ度★★
グロ度★
東欧ネガキャン度★★★



感想(ネタバレあり)
既にネタバレ見ていたので大体どんな内容か分かっていました。
前回、パクストンが這う這うの体でホステルから脱出してハメやがった連中を轢き殺したり友人の仇をとったり、折角助けた女が電車へ飛び込み自殺するシーンがあったりと大騒ぎで映画は終焉しました。
なかなかのしっとり具合と不気味っぷりと最後に一気に予定調和のリベンジで、緩急リズムが絶妙で楽しかった前作。

パクストンがどうなるのか気になったのでホステル2のネタバレを見て、「冒頭で首チョンパで死ぬ」と読んでウゲゲロと見るのを辞めようかと思ったんですが、最後までネタバレ読んでみると今回は美女3人組が餌食となってラストに楽しい反撃タイムがあるそうなので、「アイスピットオンユアグレイブ」(まぁまぁ面白い)「レイプ・ザ・ビースト」(これは糞)「キル・ビル」(マニア向けグロコメディ)のような女性反撃映画を好きで見ている身としては見るっきゃ騎士って事で、全部内容知ってる上で見ると言う…邪道中の邪道な感じで見ました。
(ラストがエグくてトラウマになるぐらいなら、先にエグいと知ってから見た方がハートの負担が低いので。全部、「セブン」の所為

さて今作注目すべきは餌食となる女子大生だけでなく、拷問殺人クラブの会員達。
オークションで餌食2人を見事競り落としたトッドとスチュアートと言う小金持ちの小奇麗なオッサン2人が接待を受けつつ、女子大生に迫ると言う、「殺す側」「殺される側」の人間を描いており、なかなか面白い試みだと思います。
「はじめてのごうもん」「はじめてのさつじん」に2人ともドキドキワクワク。

美女達が騙されてスロバキアのホステルに来て浮浪児に囲まれたりスパ行ったり男とイチャコラは前回と全く同じなので、そこは美女と東欧の画の美しさをボケッと眺めるだけの時間でして、その後やってきました拷問タイムは前回よりもややコミカル。

若い娘の生き血を浴びる婆とか適度なグロさで、グロが苦手な人でも血飛沫を楽しめます。昔の時代劇のぶっしゅーーぐらい。




親友ホイットニーを拉致られた主人公ベスは妖しい女アクセルの手引きによって自らも捕まって拷問ルームへ。

ホイットニーには、初殺人にハイテンションのトッドが担当。
ベスには、初殺人に弱腰のスチュワートが担当。

こっからが本当に面白い。ネタバレで読んでてもすごい楽しめる。

泣き叫ぶホイットニーを前にして、超ハイテンションで笑いながらチェーンソーを構えるトッド。コンセントの長さが足りなくてチェーンソーの電源が落ちたりと、ちょっとドジで御茶目。しかも余所見した間にホイットニーの首にチェーンソーが食い込んでホイットニーがびくびく死に掛けたのを見て一気にテンションが下がり、「もうやめだ!帰る!!」とキレて帰ろうとします。
実際殺人を犯してしまった壮絶な罪悪感と嫌悪感に苛まれて苛々している様子でした。まぁね…現実はそんなサスペンス映画みたいにサクサク殺せないよね…と妙にリアル(?)
んでも、拷問殺人クラブの掟として「殺すまではここから出られない」っつーのがあって、殺さず出て行こうとするトッドへお仕置きのワンコ攻撃!
エレベーターへ逃げ込むも、次にエレベーターが開いた時には頭や体が齧られて見るも無残な御姿に。
この辺からギャグ度高め。あんな一気に食い殺されらんやろ…とはツッコミを入れてはならない(笑)

ホイットニーがラストリミット20分くらいあるっちゅー事で急遽「残り20分の命だけど、もう1人殺しませんか?」と殺しを楽しんでいる他の会員に誘いをかけるシュールな展開に。
生きた男の足を切り落として食する男だとか、チラッと他の会員のお楽しみっぷりを映します(笑)ほんと悪趣味な映画(笑)




スチュワートはベスに説得されて一回やめかけるも、妻に冷たくあしらわれる日々を思い出し、「俺も男を上げてやる!」とはた迷惑な感じで己を鼓舞して再びベスを拘束。
そこへ、トッドの訃報が舞い込み、ホイットニーの所為でトッドが死んだと知り(いや、自業自得やろ!)、ホイットニーを始末する権利を買い取ってホイットニーをさくっと殺してきた後はふっきれたのか、殺す気まんまんのスチュワート。

一方でホイットニーが殺された事でベスもぶちキレており、スチュワートを誘惑して拘束から逃れた後、スチュワートを逆に拘束!
駆けつけた拷問殺人クラブのスタッフとオーナー(?)に、「この男を買う!」と高らかに宣言&オーナーと交渉。(そうそうベスって遺産が舞い込んで超金持ちって設定でした)
なんと!殺される側が殺す側へシフトチェンジ!会員になるベス!
ベスの手にはハサミ。ハサミでスチュワートのちんこ挟んだ状態で、男だったら超痛い画面がちらちら映ります。割とはっきりちんこが映ってて笑える。駆けつけた男スタッフも嫌そうな顔。笑
交渉成立した瞬間に、ちんこ切断!吹っ飛ぶちんこ!飛んできたちんこをパクッと食べる犬!
…真面目にホラー撮る気は監督にはもう無かったのでは…笑

最後に、浮浪児使ってアクセルを森に呼び出して鎌で首狩り、飛んできた首でサッカーする浮浪児達で映画は終了。


前回の小汚い映像といかにも金の無い若造男3人組とは違って華やかな美大生女子3人組なのもあってか、映像が全体的に綺麗で音楽もやたらお洒落でBGMで横で流していても良い良質のホラーリベンジ映画でした。
ホラー映画としての完成度や薄気味悪さ度でいえば絶対的に前作の方が怖いのですけども、眼福なのは2ですね。
前回は無駄に多い美女のおっぱいポロリ天国で男向け、こちらは美男とおっさんのちんこ丸出しで女向けなのかもしれません。別に観たくないけど(笑)


「1」の方が、えもいわれぬ恐ろしさを描けていたとは思います。
アメリカンホラーのようなギャー!って感じでもなく、恐怖を盛りたてるような演出は少なめで、淡々とした殺人描写と殺す側の間抜けぶりだとか、東欧の陰鬱とした村と貧乏バックパッカー男子と言うとても身近な存在とが相まって、自分も同じ境遇に立たされるかもしれない親近感と不気味さとギャグが絶妙に絡み合っててなかなか昨今では無い、「悪魔のいけにえ」的なホラーでした。

2はちょっと爽やか過ぎたのかな。まぁ、どっちも好き。それぞれ別の楽しみ方が出来ます。


あいかわらずのスロバキアへの超絶ネガキャン具合にスロバキア政府も御冠だったのか、3は監督も違ってしまって舞台がアメリカなので、見るかどうかはネタバレ次第(おい)



さて今作。
展開や殺しっぷりの楽しさもさる事ながら、キャストも知ってたので楽しめた。

最初の餌食になる、ウザさ満点のローナ。
なかなか特徴的なヤボったい顔の女優で、どっかで見たことがあるなと思ったら、「ディアボロス」で数学教師に悪戯された少女役の女優ヘザー・マタラッツォでした。あの数学教師裁判の序盤はほんと胸糞で、ブス顔晒してえぐえぐ泣く迫真の演技が今作でも冴えてました。「スクリーム3」にも出てたみたいだけど「スクリーム3」壮絶に酷い出来だったので全く記憶に無い。

ホイットニー役は、アン・ハサウェイがおっぱいポロリしている「裸の天使」と言う映画で3Pレイプされる役をやっていたビジュー・フィリップス。出自は割りと良さげなのに、なんでそんな役柄ばっかりしてるんだ…?色っぽくて可愛い女優さんなので恋愛映画に出た方がいいのでは…笑

そして主役のベスは「悪魔のいけにえ」リメイクの「テキサスチェーンソー」に出てきた目力のある女優ローレン・ジャーマン。どっかで見たことがあるぞと思っていたら、海外ドラマ「HAWAII five-o」シーズン2にだけ出てたロリでした。全然覚えてなかった…テキサスチェーンソーの方がまだ記憶にあった…

ちなみに「テキサスチェーンソー」はホラー映画としては良作ですけども、オリジナルの「悪魔のいけにえ」には当然遠く及びません。
あの狂気っぷりに肉薄出来るホラー映画なんてもう無いだろうと思っていたけれど、案外「ホステル」は「悪魔のいけにえ」に雰囲気似ている気がします。だから好きなのかも知れません。
「悪魔のいけにえ」も「ホステル1」も、ホラー映画の演出が少なめで唐突・理不尽・わけわかめ・いきなりおっ死ぬと言うのが独特のテンポでして、全体的にきったねーじめじめ感が出てて、昨今の綺麗な映像でのホラーとは違う、鬱屈とした世界観を楽しめます。
別にお勧めしませんが。


私は法廷映画が特に好きで、映画館で観るならアメコミ・アクション映画なんですけど、家でまったり観るのは恋愛映画かホラー映画なんですね。まだまだ観たいな、ホラー映画。
ホステル好きの人が見ている、他のリベンジホラー映画を探して見ませう。

候補として、同監督作の「グリーンインフェルノ」
拷問系(?)だと、未だ観てない「ファニーゲーム」「ハードキャンディ」「オーディション」(邦)
「es」とか「マウスオブマッドネス」もまだ観れてないんですよね~。
「隣の家の少女」はもういいかな…。実話ベースの「アメリカンクライム」同様、実際の事件の内容の方が酷いので、わざわざ映画で見直さなくてもいい…
ゾンビはしばらくいいや。それよりリベンジものが観たいね!






PR
Comment
color
name
subject
mail
url
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
06 2024/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
つぶやき
最新CM
[12/19 tooriaVot]
最新TB
プロフィール
HN:
yucako
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
P R
material by bee  /  web*citron
忍者ブログ [PR]