忍者ブログ
ID4
見た映画と本の感想を、悪文かまわず吐き出しております。やや毒舌が多いのでご注意を。
Admin  +   Write
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



「デス・レース2」


あらすじ
「デス・レース」が出来るまで


SEAN・BEAN
予想より、けっこう出番がありました。
何処まで演じているのか分からないぐらい、自然体なボス然としていて・・・・ホントにショーンって見る映画見る映画、いつも違う雰囲気を纏う役者だと感じずにはいられません。
本人がシャイで園芸好きのフーリガン(通説)らしいので、こんなマフィアのボスを自然に貫禄たっぷりに演じられるのは凄いなぁと脱帽です。
主人公に全幅の信頼を得ているショーンってのは良かったかな。それを裏切っちゃうわけだけど・・・・今回の主人公もけっこう好みのタイプだったので、ショーンと組んでた時代の方が映画としては見たかった。



感想
特にこれと言う批判も酷評もない代わりに、これと言う見所も特にありません。
何故か、スローモーションを多様している点が唯一の明確にダメな所。やりすぎだろ。

ストーリーはシンプルかつ強引で、いちいち矛盾をつつくのはこんな映画では無粋の極み。
素直に、囚人どもの暴れっぷりを楽しみましょう!

因みに、この映画はショーン目当てで見た人以外は知っているでしょうが前作「デスレース」の続編であり、前日譚です。この後に「デスレース」につながっていくわけでして・・・・「デスレース」自体があまり有名でない(?)気がしますが・・・「デスレース」を好んで見る人は、こんな風な映画のお約束や楽しみ方を既に十二分に心得ていると思いますので、「デスレース2」も勿論楽しめるでしょうね。





キャスト
久々にビング・レイムズを見れたのがとてもラッキーでした。
てっきりビングも囚人役かと思いきや・・・経営者側ですか・・・・・背広ですか・・・・脱いだり殴られたりしないんですか・・・・・笑
相変わらず、カッコイイ。
まだまだ歳を感じさせませんね!


そして、「囚人役なら任せておけ!」のダニー・トレホ。
さすが元本物は迫力が違いますね。
ビング&ダニーだから、「コン・エアー」を思い出さずにはいられない!
PR


「ウォー・レクイエム」



あらすじ
戦争反対のミュージッククリップ



SEAN・BEAN
デレク・ジャーマンによる、若きショーンの美しい映像描写の数々にのめり込めます。
個人的には「カラヴァッジオ」より、こちらのショーンの方が好き。
単に、カチッとした格好が好きなだけvv
軍服も良いし、祈りを捧げる姿も素敵です。
ホント、ショーンが若いです!



オススメ度
デレク・ジャーマンの熱狂的ファン
ショーン・ビーンの熱狂的ファン
ティルダ・スウィントンの熱狂的ファン
ナイジェル・テリーを少しでも見たい人
以上の人にはオススメします。

あと、
不眠症向け




感想
現代のサイレント映画みたいな・・・音楽+映像だけの映画です。
つまり、見る人を確実に選ぶ映画と言うわけです。
決して短いわけでもないので、途中、ラリホーかけられそうになります。

ただ、作品の雰囲気は好き。
たまにはこういう映画をぼんやり眺めたいな・・・・と思える、心をトリップさせられる映画です。

私は、何故か「2001年宇宙の旅」の例のあのシーンを思い出しました。
あれも初めて見た時はそうとう眠かったし。

映像の美しさに拘りを感じる映画。


ただし、決して一般的な映画ではありません。
映画館にて、「ドライヴ」鑑賞


ニコラス・ウィンディング・レフン監督
ライアン・ゴズリング
キャリー・マリガン





あらすじ
普段は無口な修理工場の男。
夜には、強盗のアッシー(古)
無骨な彼が、人妻と親愛を育み、
信頼してくれる雇い主が彼の腕を評価してレーサーへの道を示してくれる。
幸せはすぐそこまで来ていたのだけれど・・・・・・



評価
うーむ。中の上


オススメ度
少しひねた感じの見方をする人にはオススメかも?



感想
80年代のやさぐれた頃の映画みたいな・・・
最近の映画とは少し違った、クールな映画でした。

とりたてて格好をつける演出も少なく、淡々とした描写が多い。
殺す手口も派手でなくて、BGMがこの味気ない映画をちょっとオシャレにしてくれる。

至ってシンプルな内容なのに、
主人公が何を考えているのか分からないキャラクターだから
どうゆう風に話が進むのか見えなくて
静かに見守る形で映画を見ていると
割りとベタな展開に進んでいきます。


だから、ものすごいオススメ!とか
これがウリ!
と言うものがないのですが・・・
深夜にボンヤリ見たい映画かなぁ。

「タクシードライバー」や「ナイトオンザプラネット」を思い出しますね。
録画していた「カエルの王女さま」を見た!


酷い出来だろうと予想していたからか、
思ったよりは悪くありませんでした。
一応、次回も録画していこうかなと思う程度には。

あんま日本ではミュージカルものは
合わない気がしないでもないですが・・・
さて、どこまでやりきってくれるか気になる所です。



ただ、「glee」を思いっきりパク・・・じゃなくて
意識しまくった構成が随所に窺えるので
そういう部分を見るとgleeファンとしては
「gleeを見てくれ!!
これの百倍凄まじい歌唱力と演技力だから!!」と
叫びたくなるんですよね・・・。



因みに、天海さんは嫌いではないけれど
前に放送していた「BOSS」も
アメドラの「CLOSER」を真似してるっぽいドラマだったから
(奇しくもコレにも玉山鉄二が出てるなぁ)
その時も物凄くモヤモヤしたんですよね・・・。
CLOSERが日本ではそれほど有名じゃないから余計に・・・モヤモヤ。
あのドラマもすっごい好きだから
真似したようなドラマはあんまり見たくないなぁ・・・。

気にしすぎなのかもしれないですが


「ガンマン大連合」

Vamos A Matar Companeros (1970)
セルジオ・コルブッチ監督
フランコ・ネロ
トーマス・ミリアン
ジャック・パランス




あらすじ
舞台はメキシコ。
政府軍VS革命軍。さらには革命軍でも暴力派と理想派が争っている。
そこへやってきたのはスウェーデン人の武器商人ヨド。
彼は暴力派のモンゴに雇われ、アメリカの捕虜となった理想派の要人サントスを奪取する事になった。
金に汚いヨドを、モンゴの副官バスコが監視する為に、旅に付き添う。
二人は道中、以前にヨドに裏切られて彼を憎んでいるジョンと政府軍から命を狙われる。



オススメ度
熱い野郎にオススメMAX




感想
・・・・・・・・久々に・・・、本当に久々に運命を感じる映画に出会いました。
こんな痺れるような感動を味わったのは、数年ぶりです。
私のショボい映画人生の、心に残る名画の一つに加えずにはいられません!!!!!!

それぐらいに、ブラーーーヴォーーーーな一品でした。
見ている最中から、顔がにやついて、興奮して、叫びたくなるような映画と言うのはなかなかございません。

グダグダ言ってないで、ネタバレ含む感想を吐き出させて頂きます!



冒頭、この映画のタイトルになっている「Vamos A Matar Companeros (殺っちまおうぜ!同胞ども!)」のエンニオ・モリコーネの音楽が高らかに流れ出し、ここから物語がスタート!

フラリと出てくるスウェーデン人のヨド。通称ペンギン
紳士なナリで慇懃無礼、相手の逆鱗に触れる毒の吐きっぷりに、登場開始五分も経たず、惚れてしまいます!!!!!!
セリフこそ丁寧なのに、ものっすごく乱暴で理不尽な暴力三昧!
いやん!口ひげが素敵!!!

そんなヨドをペンギン呼ばわりしてバカにする、荒くれ者のバスコ
あまり物事を深く考えない性格なのか、すぐに銃をぶっ放し、対抗しているサントス派の女ローラにちょっかい出したり、チンピラ然としています。
出会った当初から気に食わないペンギンに、1ドル硬貨を渡されて、「なんで俺に1ドル硬貨を?」と聞きながら、モンゴの命令でペンギンの監視兼同行者に任命されてしまい、はるばる国境を越えてアメリカまでサントス教授を奪還に向かうのですが・・・・

この相成れない二人が、暴れたり裏切ったり助けたり助けられたり見捨てたり騒いだりと、一緒にバカをやらかすうちに友情を育んでいきます。
それは決して、「美しい」なんて表現はクソ喰らえなバカな男二人の野次喜多なんですが、それがまた微笑ましく感じられ、面白いのです。


さて、登場開始5分で惚れてしまえる男ペンギンとは全く対照的な、決して賢くない浅はかなバカ男のバスコなんですが、こいつがまた・・・・映画が進めば進むほどに好きになってしまう、愛すべきバカ男なんです!!!!


そのバカ二人を執拗に狙ってくる宿敵ジョンもまた味があるキャラクターで、以前ペンギンに裏切られた所為で片方の手をなくしています。自分の命を救った隼を愛しており、隻腕の手には必ず隼の姿が。隼が飛ぶところにジョンあり。彼もまたペンギン同様、態度は紳士ですけれども、ペンギンの命を狙う執念は凄まじい。そんな彼の愛しい隼を焼き鳥にした二人(と言うかバスコ)は、そりゃ彼にとっては死罪に値するでしょう!

ファッションもそれぞれが素敵なんですね。
カンカン帽(パナマハット?)にシャツとベストにチャップスズボン、オシャレな革靴と・・・西部劇スタイルの口髭たっぷりのペンギン。
ベレー帽子によれよれのシャツに、肩からクロスした弾帯、胸元にはペンギンからもらった一ドル硬貨をペンダントにした不精髭のバスコ。

ジョンも紳士的な黒の上着にシャツにネクタイと言う出で立ちで、なかなか狼狽しない、始終ニヤニヤ笑っている謎めいた姿がカッコイイ。


とにかくこの濃いキャラクター三人がメインとなって話が進むわけですが、三人とも互いが決して味方ではない所が、また面白い!それぞれの思惑に則り、ストーリーが二転三転していくわけです。

そんな彼等を取り巻くキャラクターも味があります。
暴力派革命軍の外道で下品丸出しのモンゴ将軍、穏健派革命軍の若人達の希望である老教授サントス、彼を支持する強気美人の革命派リーダーのローラ、惚れた男の為に敵を罠にかける娼婦などなど・・・・主役三人を食わない程度に登場して、彼等も美味しいシーンを盛り上げてくれます。


そうして、金の事しか頭にない日和見主義のペンギンと、無学でバカで粗野なバスコが、サントス教授と行動を共にするにつれて、友情だけでなく己の内にある理想に気付いていく姿がまたいとおしい!!!!!!!!!

途中で、大の大人二人が大した理由もなく殴りあいの喧嘩をする場面も笑えたし、燃えた。


迎えるラストまでの怒涛の展開は、どこを切り取っても名シーンばかり。
バスコ、静かな決意のシーン

バスコとペンギン、大暴れ

バスコとペンギン、最後の対決シーン

結局、大暴れ

バッドエンド目前の雄たけび

この流れは素晴らしすぎます!
大暴れシーンのBGMも漏れなくモリコーネの「殺っちまおうぜ!同胞ども!」が流れ、ばなさまた~~ばなさまた~~~こんぱにぇ~ろ~~♪と、思わず口ずさみたくなりますね。




ここで事細かに説明した所で、ストーリー自体はそう複雑なものでもなく、至ってシンプルかつベッタベタな少年漫画的展開なのですが・・・・・・だが、それがいい!
てか、それでいいんです!!!!

とにかく『燃える』!!!この一言に尽きる、映画です。

これに燃えれないなんて、男じゃない!・・・・・私は男じゃないですが。




この映画は、私が愛して止まない某感想サイトで大絶賛していた西部劇で、一度見てみたいと切に願っていたけれども、なかなか近場のレンタル屋では手に入らず数年が経ち、つい数日前に、とうとうネットレンタルで出会う事が出来ました。
某所での大絶賛により、期待値は見る前からそうとう高かったんですが、そのハードルさえも楽々に越えてしまった超絶品の代物でした。
古い作品のようですが、全く古さを感じさせません。


私にとって西部劇はまだまだ全然見ていない、開拓してくべき分野でして・・・これから色んな西部劇を見ていこうと思った初っ端の作品がここまで出来が良過ぎたら、後の作品を見るのがちょっと怖かったりもするものの・・・・(ずっと前にモーガン・フリーマン目当てで「許されざる者」は見たけど、その時はハマれなかった・・・)
いやいや、見ていくぞ!西部劇!!!!


≪ 前のページ   *HOME*   次のページ ≫
カレンダー
09 2024/10 11
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
つぶやき
最新CM
[12/19 tooriaVot]
最新TB
プロフィール
HN:
yucako
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
P R
material by bee  /  web*citron
忍者ブログ [PR]