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見た映画と本の感想を、悪文かまわず吐き出しております。やや毒舌が多いのでご注意を。
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「ダンス・ウィズ・ウルブス」



あらすじ
ケビン・コスナーが~、インディアン・スー族とぉ~出会った(今は亡きウルルン口調)


オススメ度
当時、アカデミー賞を総なめしたようですよ。



感想
映像が美しい。
友情は、民族を超える。
雄大な自然と大地に息づく生き方は、いずれ失われるだろう、儚いものでした。


ぶっちゃけて言うと・・・・・・・・どうにも引っ掛かりを覚える映画でした。それは、単に私がインディアン(あえてネイティブと呼びません)に対する複雑な感情や考え方を持っているせいで、白人主体のこういった映画はどれだけインディアンを崇高に描き、白人の傲慢さを描写していても、素直に賛美出来ないのです。
なんか・・・・・「そうじゃないだろ、そういうもんでもないだろ」とか思ってしまって。どうしても主人公が偽善者に感じられてしまうのですよね。
白人がインディアンにした行動は最悪なものに違いなくても、それを現代に生きる我々が批判するのは簡単ですが考慮に足りない気がするし、インディアンらも決して一枚岩ではないものであるから、彼等を絶対として描いているのも片手落ちな気がします。
難しい問題であり、それが現在にも続いているものであるからこそ、簡単に「良かった!」と語れるテーマではないと思います。


ただ、この映画の公開当時の時代を考えれば・・・ずっと西部劇では悪役を押し付けられて不当な扱いを受けていたインディアンの気高い姿を描こうとした目論見と勇気には感服しますし、この映画に私財を投じたケビンの心意気も、カッコイイし素晴らしい!!!
前述の通り、インディアンを抜きにすれば、映像美と友情には心を打たれるものがあります。

この映画の中で描かれる、動物の壮大さと可愛らしさ。それらが踏み躙る、人間の残酷さと無知。
互いに互いを探りながらも、言葉は通じなくても互いに歩み寄れる人と人との友情。
孤独に耐えていた時に味方でいてくれた、人と動物の友情。

テーマはそれぞれ絞られ、これだけでも見る価値は十二分にありますし、素晴らしい映画だと思います。



キャスト
ケビン・コスナーを見るのは本当に本当に久しぶり。
ウォーター・ワールド以来かもしれません。こちらの映画の方が古いですけどね。

メアリー・マクドネル
おお!!!若い~~~~~~~~っっ。
ID4の大統領夫人の時には貫禄をたっぷり身に着けて、現在のアメドラマ「CLOSER」でもその気品はまったく変わっておりません。
その彼女の若かりし頃の姿は、こんな柔らかで幼さを演じていたのだと、しみじみ感じました。
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