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「説きふせられて」
(別名:「説得」)
ジェイン・オースティン 著
あらすじ
まだ若きアン・エリオットはしがない海兵と恋に落ちるが周囲に反対され、心痛めながら彼と別れを告げる。彼以上に愛せる人が見つからないまま8年の時が流れ、偶然にも二人は再会する事になった。
感想
この本を読むのは二度目で、最初に読んだのが大学生の頃。
ジェイン・オースティンにハマッたのがその頃で、「高慢と偏見」からオースティン作品を一気に貪り読んで、結局気に入ったのが「高慢と偏見」と「エマ」だけだったので、他の作品は再読せずにいました。
今回、英国旅行でオースティン所縁の地を行くので、せっかくなのでオースティン作品を読み返す事にしました。
これも「高慢と偏見」と同じく少女小説の原点とも呼べるべき王道シチュエーションで、互いに意識しながらも腹の内が分からなくてギクシャクしていて、会わないようにしようとしても運命の悪戯か関わる羽目になり、そうこうしている内に互いが昔と変わらない愛情と優しさを持っていると気付いていく・・・・ホントにベタだけど「これだよこれ」と言う展開が良かったです。
アンの性格に関しては、「高慢と偏見」のエリザベスや「エマ」のエマとは違って、かなりの奥手で少々流されやすい所はありますが、己の意思はしっかりと持っていますしとても心優しい子供好きする穏やかな女性です。
アンには姉妹がいて、「高慢と偏見」の姉とは違ってかなりの性格悪い姉と「高慢と偏見」のリディほど酷くはないけどやっぱりはねっかえりの妹に挟まれております。
これも確か映画化されていた気がするので、近くのレンタル屋で探してみようかな。
残る「マンスフィールドパーク」「分別と多感」「ノーサンガーアベイ」、そして最後に「エマ」も再読しようと思ってます。
それが終わったらダイアナさんの本も再読していこうかな、と。
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