忍者ブログ
ID4
見た映画と本の感想を、悪文かまわず吐き出しております。やや毒舌が多いのでご注意を。
Admin  +   Write
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



「アイ・アム・キューブリック」


あらすじ
マルコヴィッチがゲイで、キューブリックの名を語って、詐欺る。




点数


オススメ度
キモ可愛いマルコヴィッチが好きな方には★★★★




感想
特に感想もないのですが・・・・・
キューブリックが好きで、マルコヴィッチも好きな私が、この映画を見ないわけにはいかない!
と、変な使命感に駆られただけで見た映画です。

ナヨナヨしまくった、キモいマルコヴィッチがショボい詐欺をしてるだけの映画で、時々キューブリック映画の音楽が流れるだけですので、これといったストーリーは無いです。
マルコヴィッチが見たい人向け。

一つだけ、キューブリックファンとして良かった点。
最初のサプライズ訪問はホラショーでした。
ライティライト!


ただ、さすがにもう、ひょうきんなマルコヴィッチにも飽きてきたと言うか・・・そろそろ「仮面の男」の渋くてカッコイイオヤジ役か、「コン・エアー」「ザ・シークレットサービス」レベルの残虐な悪党をやってくれんもんかね。
PR


精霊の木 
上橋菜穂子 著


あらすじ
地球に住めなくなった人々が新たな星・ナイラを見つけてそこに移住し、その星を拠点に更に様々な星へと移住して、星間移動も日常の風景となり、どの星に暮らす人々も随分と豊かになった時代。
ナイラは星の半分以上が人工的に資源を他の星に送るだけの存在となり、居住人口も減って、田舎星となってしまっていた。
主人公シンはナイラ出身で、進路により都会に出て行く決意が固まらなかった。何故か、この故郷を出がたくて、自分の気持ちもよく分からない。
そんな時、ナイラの鉱山から不思議な光が発見される。
そして、シンのいとこリシアが過去の祖先達の夢を見るようになった。
彼女の夢見は、はるか昔から、連綿と続いてきた『精霊の木』を求める呼び声となって、彼女の本来の姿を目覚めさせたのだった。





感想
・・・・・・・・やっぱり上橋さんの文章は凄い!圧倒されます。
なんだろう、どう表現すればいいのか分かりませんが、私がこれまで読んできた様々な小説の中では飛びぬけて文章が魅力的です。
ストーリーは、上橋さんの「守り人」「奏者」と似ていて、伝統民族の力強さや生命のたくましさをとくと語っている話です。
リシアが過去を夢見る事によって、過去の人々が「今の」リシアに呼びかけると言う、その場面が一番グッと胸に来ました。

いかに踏み躙られ過去を消されようとも、幾重にも積み重なって出来た人々の思いはそう簡単に滅したりしない・・・!



この話はまんまネイティブアメリカンの話だなとも、言えますね。
私たちが信じていた歴史は実は血塗られた残虐な歴史で、それを綺麗な言葉や相手を辱める事によって正当化していたけれど、かつての人々が持ち続けた言葉や心の強さによって、それが白日の下にさらされる・・・・と言うのは痛快でした!

個人的に、ネイティブアメリカンがどれだけ開拓者達に虐げられ、酷い扱いを受けてきたのかは本などで読んでいたので、それと重ねて読んでいくと、涙が出ますね。

後書きで知ったのですが、上橋さんは長くオーストラリアのアボリジニーと生活して、彼らの文化を研究なさってたそうです。
アボリジニーの方には私も実際オーストラリアに行った時に会って、民族楽器を披露してもらい、深くは話を聞かなかったのですが、後々に調べてみると、アボリジニーの方々もネイティブアメリカンと同じ、もしくはそれ以上の酷い扱いを受けてきた事が分かりました。
タスマニアでは、もう生粋のアボリジニーの方はいないそうです。
その頃の開拓者達にとっては、同じ人間であるアボリジニーの人々はドードーと同じ動物にしか、見えてなかったんでしょうね。

過去、大航海時代の話は勇ましくて、冒険心に溢れ、わくわくする話が沢山あります。新天地を求めたコロンブスもマゼランも、とても夢があって彼らの話は楽しいですが、反面、先住者にとっては猛毒のウィルスみたいな存在だったでしょうね。

自分が日本人で、開拓者でもなく先住者でもなかったので、どちらの気持ちも真に理解する事は出来ないですが・・・・歴史には常に反面が存在するのだと、思いました。



・・・話がそれましたが!

「精霊の木」、ものっすごく良かったです。
これもぜひぜひ買いたいです。
上橋さんの著書はやはり良い!すごく文章に酔える!!!!!!!
ってことで、さっさと守り人シリーズを読み始める事にします!!!!


「奇跡のシンフォニー」



あらすじ
孤児院で寂しく暮らしていたエヴァンには、様々な日常音から「音楽」を感じ取る才能があった。そんな彼が、孤児院から出て、音楽を奏でながら、両親を探す物語。




点数
★★★

オススメ度
ご都合主義映画が嫌いな人は★



感想
「そんなうまくいくかい!」と、ツッコミを入れたくなるぐらい、少年が孤児院を出てから、トントン拍子に音楽の才能を開花させていきます。初めて触れたギターで、超絶なテクニック演奏したり、音階を教わっただけであらゆる日常音を楽譜に記すだけでは飽き足らず、様々な音が重なってハーモニーとなるのです。勝手にパイプオルガンを弾いて、その才能が認められてジュリアーノ音楽院にご招待。そこにママが演奏者としてやってくる。

偶然と偶然と偶然と・・・・と、言う具合に偶然が重なりまくり、周囲の人間も良い奴ばかりでした。
そういう描写や展開が「ご都合主義」と感じてしまったら、きっとこの映画は面白くないと思いますけれども、私は最後以外は楽しく観賞できました。確かに、主人公のふる指揮棒はちょっとおぼつかない手付きでしたが、音楽が飛び出してくる映画はそれだけで楽しいんですよね。
「リトル・ダンサー」が好きな人なら、楽しめるんじゃないでしょうか。
私はあの映画大好きなんですよね。
もっとミュージカルっぽい映画を想像してたので、そういう演出だと、もっとドラマチックで音楽も多くて面白かったかもな~。





キャスト
主人公の少年は、「チャーリーとチョコレート工場の秘密」のフレディ・ハイモア。あんまり印象にない。フレディくんは、なんか個性がなくって、顔も普通に整ってて、激しい役どころを演じないから、物足りない感があります。ゴメンね。

ママ役に、ケリー・ラッセル!
好きな映画の一つ、「ウェイトレス おいしい人生の作り方」のケリーです。
ケリーは目力がありますね。
もっと色んな映画に出て欲しいです。
パパ役はちょっと・・・・・・彼のロックの良さはよく分からなかったな・・・。

あと、ロビン・ウィリアムズ。本当にご無沙汰してました、ロビン。もうすっかりお年を召されて・・・。“良い人”のイメージが強かったロビンも、「ストーカー」「インソムニア」ですっかりイメージ変わっちゃったな。どっちも見てないんで、ロビンは未だに「ミセス・ダウト」と「ジュマンジ」のイメージのままだ。古いなぁ。


読書「犬と歩けば恋におちる」
L・シュヌール著




あらすじ
忙しい飼い主に代わって、犬を散歩させるドッグ・ウォーカーのニーナ。依頼主の弁護士ダニエルに密かに恋をしていて、こっそり彼の家でお風呂に入っていたら、ダニエルに遭遇して吃驚。その日から、やけにダニエルと出会うようになり、段々と二人の距離は縮まっていくんだけど、実はそのダニエルはダニエルじゃなくて、双子の弟ビリーだった!




感想
これは・・・・・、早く映画化してくれ。
もともとプロデューサーをしていた著者が書いたもので、映画化を意識して作ったと言うのだから、ハリウッドラブロマンス映画と同じノリで、楽しめます。最後の事業が成功しまくるのはさすがにちょっと出来すぎ感はありますが、まぁ細かい事は気にしない。
日本人(?)の感覚からすれば、ダニエルとは出来れば未遂であってほしかったな・・・あそこだけはちょっと気分悪いな。

ドッグ・ウォーカーとは、本当にそのまんま、“犬を散歩する人”で、映画「イン・ハー・シューズ」で、弁護士役のトニ・コレットが一時的にやっていた仕事だったので、大勢の犬を引き連れて(引きずられて?)姿は容易に想像出来ました。

私は動物を飼った事がないので、その飼い主と犬ちゃんが相性悪いからって取り替えたりするのは、ちょっと・・・よくわからん感性だ。外国小説ってこういう倫理観や道徳の違いが出て、面白い。読んでて、「え(;^w^)いいの?」って場面がちょくちょく出てくる。


タイトル好きだ。
翻訳家さん、素敵。
contagion
映画館「コンテイジョン」



あらすじ
感染1日目。
香港からアメリカに帰宅したグウィネスは、不倫相手もろとも新種のウィルスによって死んでしまう。そこから、香港、日本、アメリカ、ロンドン・・・と、ウィルスの猛威が人々を襲う。
ウィルスの脅威に、己の力の及ぶ範囲で我が子を守るまっと・でいもん!ウィルスの解明と感染者との隔離を促す、米国疫病予防管理センターのローレンス・フィッシュバーン。その下で働くケイト・ウィンスレット。
WHOの役員として、最初の感染者を探しに来たが香港人に拉致られたマリオン・コティアール。ガセを流して沢山のフォロワーを増やすジュード・ロウなう。

スイマセン、真面目な話です。

とまぁ、豪華キャストでお送りする、世界を跨いだ(主に香港~アメリカ間)、致死性ウィルスパニック映画です。


点数
ウィルス映画が好きなら普通に満足★★★
そうでないなら、もしかして退屈かも★


オススメ度
キャストが好きならオススメしますが
グウィネスファンは止めといたほうがいいかもしれません。
「セブン」以来の悲惨な役どころ?


感想
えー・・と、何故かこの映画を見たその後から謎の頭痛と吐き気に見舞われて、一日寝込んでしまった曰く付の映画。ってほどもでないんですけど、疲れている時に見たのは失敗でした。

しかし、私はこの映画は好きですね。
もともと、私が「ウィルス」と言う題材にものすごく興味がありまして、もしも新種の致死性ウィルスが感染した場合どうなるかといった、リアリティのあるシュミレーション映画ってだけで、ものすごく楽しめましたし、役者陣が派手なので、その点も大いに楽しめました。
あと、物語の作りも好きです。それぞれが主人公であるオムニバス映画みたいで、そのキャストが少しずつ繋がっていく描写が良かったです。これも私の好みの問題ですが。

ネットのレビューでは、評価は分かれるみたいです。
この淡々とした、大きな盛り上がりが無い演出が、「だが、いい」と言う人と「つまらない」になる人と、それは好みの問題だと思います。邦画「感染列島」も似たような話らしいので、機会があれば見ようかな・・・いや、多分見ないだろうなぁ・・・・あんまり邦画は見ないからなぁ。




キャスト
相変わらず、ケイト・ウィンスレットはカッコイイ・・・・★
グウィネスはあんな役をよく引き受けたなぁと、ちょっと驚きました。目イッてて、体をビクンビクンさせてるグウィネスは、かなりのホラー。
フィッシュバーンとまっと・でいもん!は、かなり太ってて、一瞬見間違えそうでした。太ってると、貫禄が出ますね。マットは終始、優しくて強くて情にもろい、良いパパしてました。これまで見たマットの中では、一番かっこよかった。
マリオン・・・・・・・・・・美しい。
ジュード・ロウはあんな胡散臭い役も出来るんですね。そう言えば、初めて見たのは「真夜中のサバナ」の胡散臭い兄ちゃん役だったなぁ・・・・・・
・・・と、まぁ、役者は一杯出てたので、その点でも大いに楽しめますね!





映画の予告
「ニューイヤーズ・イヴ」
大晦日恋愛オムニバス映画。
この映画に、「glee」のレイチェルことリー・ミシェルが出ます!お相手役はアシュトン・カッチャー。凄いな。
他には、ジェシカ・ビール、ジョン・ボン・ジョヴィ、ロバート・デ・ニーロ、サラ・ジェシカ・パーカー、ハル・ベリー、ヒラリー・スワンク、んでもってキャサリン・ヘイグル!!!
おおおおおお・・・・キャサリンが出るのがちょっと怖いのですが(キャサリン・ヘイグルのラブロマンス映画は2,3本、自分の中で外してしまってるので)、でも、これはぜひ見たい!!!!!!!

時間があれば映画館で見ようかな。
でも、サイモン・ペグの「宇宙人ポール」も同時期に放映開始だった気が・・・。
どっちにしようか迷うな。
≪ 前のページ   *HOME*   次のページ ≫
カレンダー
09 2024/10 11
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
つぶやき
最新CM
[12/19 tooriaVot]
最新TB
プロフィール
HN:
yucako
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
P R
material by bee  /  web*citron
忍者ブログ [PR]