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見た映画と本の感想を、悪文かまわず吐き出しております。やや毒舌が多いのでご注意を。
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ミッション:インポッシブル 1~6までの感想まとめ

 

各評価

1→★★★★★★

2→ジョン・ウーやんけ

3→★★★

4→★★★

5→★★★

6→★★☆+ヘンリーLOVE

 

 

 

元は米ドラマ「スパイ大作戦」でしたっけ。

 

最初の1と2は公開当時に観たか、ビデオレンタルで即借りたかどちらかだったと思うのですが

1があまりにも自分的に良すぎたのと、2があまりにもジョン・ウー過ぎたので

ミッション:インポッシブルはそこで自分の中で終わっていました。

 

その後快進撃を続けて人気シリーズになったのは知っていましたが…結局観るきっかけが無くてそのまま自分の中ではフェードアウトしかけてたところ!

ヘンリー・カヴィル参戦!

ヘンリーがMIの悪役に抜擢されたのでこれはもう観るでしょ!ってなって、久々のミッションインポッシブルを最大限に楽しむ為に直前に未視聴だった3~5を慌てて借りて観たのでした!

 

最近ではアクション映画を観るのが面倒臭くなってきて(なんかね~…単純に飽きてた(酷))、これから3本もアクション映画観るのか…って気持ちではあったんですけど、ミッションインポッシブルは観始めると止まらなくなる具合に面白くって、苦も無く一気に3本観られました!

 

よっし!

予習は完璧だ!

 

で、8/5に早速観戦。

 

予習していたのが功を奏して今作の宿敵や謎の女の事も事情を良く分かっているぅ~のは良かったものの…

うーん…

ヘンリー効果は置いといて…

内容的には3とか4の方が良かったかも…(;^^)

アレック・ボールドウィンに思い入れがあるので5の終わり方は好きだけどね=3

 

 

と言う雰囲気のグダグダダメ出し感想なのですが…

それでも読めるよ!と言う方とネタバレOKの方のみ、

先へ続いてください

 

批判は許さん!

お前は間違ってる!

と言う方はこの先は読まないように

気分を害されても保証はしません=3

 

ミッションインポッシブル自体は好きなシリーズで、キャスト全員大好きですし

今回も面白い映画だと言うのは重々分かった上での、自分的な不満をたらたら書いております。

 

 

 





 

 

<不満その1>

ヘンリー・カヴィルの無駄遣いでは…?

と、思えたぐらいにオーガストのキャラが薄い…

 

この映画自体が当然イーサン・ハントとその仲間達の物語なのでそちらがメインになってみんなの美味しいところがもりもりあるのは分かってて、こっちは敵キャラなのも勿論分かってます!

分かってる上で、オーガストさんがなんか中途半端…

どーせ悪役やるならもっとゲスい奴か、狡猾な奴か、寝返ってしまった過去がある暗い奴とか、、、もっとなんかこう…悪役ならではの美味しい所があったのでは!?って思ってしまうんですよねー…

最後痛めつけるのだけは念の入れよう(笑)それはもうショーン・ビーンファンを経てますので私的には問題無いのですが(ヘンリーの美しい顔が~とは思いましたが 笑)

 

なんつーか…「もったいない」「中途半端」な気がします。

ヘンリーが悪いのではなくて、周りのキャラが濃すぎるのと、前回ラスボスが今回も出てくる所為で、ラスボスの部下ポジションになるしかならず、それは良いとしてもどうしてあのラスボスの部下になっちゃったの?って説明が特に無いので、オーガストの目的や意図やキャラが掴めない…

最初の気絶もなんだったのか、わざとなのかマジなのか、「ヘンリーってば、一体なんだったの??何がしたかったの?」って思いました=3

 

折角髭ありのセクスィーなヘンリーだったので、もうちょっと濃いキャラで悪役ならではの見せ場が欲しかったかな…裏切り方も裏工作もバレテーラ丸分かりだし…

トイレの格闘戦が弱すぎる…服脱いだ意味あらへんやんけ…

2人がかりで負けとるがな!

トイレシーンをCMで見る度になんとなくヘタレ臭はしていたものの、まさかマジでヘタレシーンとは…

あそこはパンチ一発KOしてほしかったよ~ 残念=3

 

もう目からビームでも出さないとイーサンは倒せなかったよね!笑

 

 

 

<不満その2>

 

ジュリアとイーサンの恋模様は前の作品等で突然出てきたものの、イーサン引退時のお話なので、3は良い感じで楽しめました。

そして2人が別れを選んでいたのも、違う場所でお互いを想っているんだよね…ジュリアもなんて強い女性なんだろうなんて思っていたのに…

 

ジュリア!!

お ま え !!!

結婚したんかい!!!!

 

別にジュリアは好きなキャラでもなく特に興味も無かったけど、一応イーサン嫁だからヒロインポジでもOKでしたけど、別の男と結婚ってのはどうにもついていけなかった…

現実問題、イーサンとは諦めるしかないから自分の人生を生きていく上ではそういう展開もアリエ~ルなのかもしれないですけど…一途なイーサンがちょっと可哀想だった…

 

その分、イルサとフラグたったのはまぁ…イルサかっこいいから良いんだけどさ…

これでイルサとラブ展開になるならスッパリとジュリアと別れておくかジュリア死亡にしとけよと思いましたのです、ハイ。

 

 

<不満その3>

ラスボス

 

そもそも5の時からあんまり怖くないので、連続でラスボスでなくても良かったかな…

イルサをヒロイン枠へ押し上げる為だったのならしょうがないのかもしれないですが…

でも、それならMI6絡みの件でイルサ救ってイルサと共闘してMI6黙らせて、イルサが怒涛のIMF入りだとか、もしくはMI6返り咲きのIMF共同班担当みたいになればよかった…それなら敵役のヘンリーをCIAにせずにMI6所属に出来たのに!←だってオーガストがCIAである必然性って無かったから、そんならMI6でも良いじゃんねぇ…たまには英国人役のヘンリーが見たい=3 英国人なのに(笑)

実はヘンリーにはスーパーマン役と007役を平行してやってもらいたいと願っている

ヘンリーファンになる前、ヘンリーが007候補と聞いた時にこれ以上無い最高のボンド!とか思っていたので…でもクラーク役もやり続けて欲しいので大きな声では言い難い=3

 

 

 

 

<最大のネタバレ&不満>



アレック・ボールドウィンがあああああああああああああああ

 

折角5でIMF入りして憎まれ口叩きながらもフォローしてくれる素敵長官なアレック・ボールドウィンが出来上がったのに、こんなあっさり退場だなんて…酷い酷い…

長官なのに現場に来るなよぉ~ 

しかも今回いきなりイーサン信徒になってて、デレ過ぎだよ、長官…

もうちょっとイヤミたらたら言いながら「いつイーサン切り捨てる気だ、こいつ!」ってのを匂わせてハラハラさせてくれる枠であってほしかったなー

仲間になった途端のイーサンへの心酔っぷりはサイモン・ペッグやジェレミー・レナーもそうだったけど、長官が一番急角度に態度軟化させすぎだわ!

それでも生き残っててほしかったなー…次作からアレックいないと思うと寂しい…

久しぶりにカッコよくて威厳のあるアレック・ボールドウィンが見られたのがミッション・インポッシブルの続編追いかける理由の一つになりそうだったのに…

ヘンリー除いてなら、役者さんでは皆勤賞のヴィング・レイムズが一番好きなんですけどね!

(コン・エアーファンなのでコン・エアー役者に思い入れがある)

 

 

 

とまぁ、色々不満を述べまくっていますけれど

「どうだった?」と人に聞かれたら、「すごく面白かった!オススメ!」と言えるぐらいに楽しめる映画です。

私が指摘したのは重箱の隅であって、映画全体のアトラクションさながらアクション描写は十分楽しめると思います☆

更に言うと、凱旋門をぐるぐる回ってパリ観光、屋根伝いに走ってロンドン観光も出来て、イーサンと一緒に二大都市を堪能。

テートモダンまで走ってきたイーサンには笑ったww

 

 

トム・クルーズは本当に凄い役者だなと実感したと共に、ジャッキー・チェンじゃないんだから、体当たりアクションはそろそろ怖いのでその辺はプロのスタントマンに任せて、体を大事にしてね!と思いました。ちゃんちゃん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
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「ザ・コンサルタント」

今年一発目の映画はこれでした。田舎暮らしなので映画はよほど気になる映画かアメコミ映画しか見に行かないんで、時期的にも見に行けるか微妙でしたがとりあえず前売り券買っといたおかげと上京した時のタイミングが合って、新宿ピカデリーで見ました。
そん時にレゴバットマン ザ・ムービーの前売り券も買えて、特典もらってホクホクしてたら「こちらの券、大人用で宜しかったですか?」て聞かれて、「あ…、あぁ、はい」とうっかり子供用の映画だってのを忘れてたwww
そいや、ピカデリーって松竹系列なのも忘れてたのでSMTカード持ってくの忘れたよ。

さて、本題。

特に前情報無しで、「会計士の裏稼業が殺し屋」・「JKシモンズもいるよ!」ぐらいの情報量で行ったので、内容全く知らなかったので変な先入観も無く、スッと話に入っていけて大満足★
いきなり今年一番の映画じゃないかと思いましたですハイ。

勿論、ベンアフ効果(だってバッツだから)もあるのですけれど、もともとやり手の会計士とか弁護士の弁舌が大大大好きで、最初の老夫婦に節税アドバイスした時点でニヤニヤ笑っていたんですけど、その後の淡々としたキャラ描写やガリレオっぷりの数字にとり憑かれたシーンだとか、アナケンとのコミュ症っぷりに加えて、狙撃が趣味ってのも良かった。狙撃シーン好きなんですよね~。
んでもって、自閉症の子供時代、、、優しいカウンセラーさんの入寮の勧めに対してパパが放った言葉がまた痺れる。「どんな環境でもやっていけるようにしなきゃ、社会はそんなに甘くない」的な事を言ってたと思うんですけど、、、、ホントソレ。いじめの問題ででも何かの漫画で描いてあったんですけど、学校とかで保護してもらった所で社会に出りゃいじめなんて何処のコミュニティでもあるんだから、それに対する適応能力とか逃げるなら逃げるで逃げ方を学ばにゃならんって事ですよね~。
まさか、そのオヤジのやり方ってのがあんなハートマン軍曹レベルのスパルタ&ベストキッドとは…笑 もう大好きだよ、あのパパ!!!
そして家族第一!と言うのを徹底的に教えてたのもラストに生きてきて素晴らしい!!!

この映画が自分の中で完璧ってなったのは、ラストの落とし方ですね。
多分これは弟が死ぬ展開以外無いって…わりと普通のアクション映画だったらそんな展開だったと思うんですけど…、あの殺伐とした状況から一転…「なんだよ、兄貴かよ!」「やぁ、ブラクストン」なんて呑気なほのぼのシーンになった上に容赦なく悪の親玉ズドンして弟も笑ってるし…、こういうシュールっつーか皮肉なギャグ大好きだわ。
んでもって、一番最後の助手の正体がもう…ね…。この映画、ホントに最高★

色々と散りばめていた設定や伏線や小ネタをちゃんと拾って、分かりやすく構成しているだけでなくて、引き出しの中にスーパーマンのアクションコミックスがあったり(あれって初登場本?スープスが車持ち上げてるように見えたが…もしそうならとんでもない値段なんですけど!)


素晴らしい映画には毎度素晴らしい脇役がいまして、JKシモンズ演じる財務局長と優秀な分析官のお話も並行してて、それが最後に交わって良かった!しかも捕まえる為でなく、繋がってたとか…笑。
JKシモンズは「セッション」で世間的に認知度が上がった所為か出来る鬼コーチ的なイメージに見られがちなんだけども、私的にはデイリー・ビューグルの編集長時代を経てのハゲてからはずっとドラマ「クローザー」のLAPD本部長のイメージが根強いので、本部長っぽい感じでよかった。
んで、分析官の優秀っぷりも良かった。最後の選択もね…良い感じ。

それにしても弟の心理状況ってのが気になる。
子供時代も兄をじーっと見ているだけで、ママが出てった時は中指突き立ててたし、「あの女は俺達を捨てた!」的な認識で、パパの刷り込み成功で兄大好き家族大切ってのは分かるけど、自分が兄の犠牲になったとかは思わなかったんだね…。よくあるパターンだと、そういった捩れた感情で殺し合いになってENDだと思うから、弟はずっと兄と一緒にいて、もしかしたら一番最初から兄の良さや賢さを知ってた人だったのかもねぇ。ベストキッドの時も兄貴に根性あるのは分かってたし。
クールっぽい子供時代から、結構愛嬌ある大人になってて、出来る男って感じもあったし、弟も可愛かったv

とにかく良かった。
老夫婦の家に死体ほったらかして、「じゃっ」て感じで立ち去るウルフさんはどうかと思うけど、笑った笑った。


この映画はウルフ・捜査官・弟とかそれぞれのパズルを組み立てていって、そして最後のピースをあの女の子が見事にはめちゃって完結!!って形で、終わり方がちょーーーーーーー気持ちいい!
こういうのの続編なんて無粋だからやめといてほしーなー。
つか、基本的に映画はシリーズ物以外は続編反対派なのでね…2時間一本で終わろうぜ。


エンドロールの密かな楽しみ方は、出演者チェック・役柄の英語表記チェック・ロケ地チェック・後は日本人や日系人がいるかな~ってのをよく探してるんだけど、今回は日本人っぽい名前を1人見つけましたw
ハリウッドでも頑張れ日本人★




あと、個人的な好みで電話がキーアイテムってのはね…昔からホントに好きなんですよ。
「セルラー」は超お勧め映画。

絵



「バットマン ダークナイトライジング」


あらすじ
ビギンズ、ダークナイトに続く完結編(?)

 


感想
今年一番の映画でした。

前作2つも含め、ネタバレしまくってますので見てない人は決して読まないように。
バットマンはDCコミック原作には全くのノータッチで、調べてもいないので、クリスチャン・ベイル映画準拠での感想になります。


物凄く長い感想文で駄文なので、読まれる人はご覚悟遊ばせ。


「ビギンズ」は映画館で見たけれど、「ダークナイト」はDVDで鑑賞しました。
「ビギンズ」はあのクリスチャン・ベイルがバットマンを演じると言うので見に行き、NINJAの登場で苦笑してしまった思い出しかありません。豪華キャストでアクションも面白かったけれど、NINJAしか印象に残りませんでした。(NINJAであって忍者であらず。外人さんは、なんであんなに忍者が好きなのに完全に忍者を誤解しているのか・・・・笑)


それに続く「ダークナイト」は、ヒロインの役者が変わってしまっただけでなく、あらゆる点で「ビギンズ」とは一線を画し、本国での評価が非常に高く、日本でも大絶賛された超一級品の映画でした。
故ヒース・レジャーのジョーカーは彼の名演技とその奇妙なキャラクター性によって、「ダークナイト」での真の主役だったと言っても過言ではありません。

その上で、ストーリーもジョーカーだけに頼る事なく、改めてバットマンが己の存在意義を考え、正義とは何かと言うテーマに真っ向から取り組んだものでした。ヒロインの死、正義との葛藤、ヒーローの存在意義や使命・・・・とテーマが重く、終わり方は決して気持ちのいいものではなかったと思います。

内容もアクションもキャラクターも、魅せるものが多くてあまりにも面白かったので、後味が悪い思いをする事はないのですが・・・・・私としては何度も見たい映画ではありませんでした。
(まぁ、私はジョーカーにはあまり興味がそそられず、むしろアーロン・エッカート演じるハービー・デント(トゥーフェイス)の葛藤にこそ強く惹かれたんでね・・・・。あと、マギー・ギレンホールはケイティ・ホームズより好きな役者とはいえ、ヒロインが明らかに違うタイプの女性に代わってしまうのはちょっとヤダね。事情が事情なんだからしょうがないけど・・・・)


で、その大傑作「ダークナイト」から続く今作。
世間的には、否が応でもハードルは高くならざるをえません。
そもそも、あんな完璧に終わらせてしまった「ダークナイト」に続編を作る事自体が無謀では?!とも思ってました。
内容も全く想像つきませんでしたし、どうやって続ける気なんだろうと不思議でした。
自分はあまりバットマンに思い入れもないので、映画館で見る気もなかったぐらいです。
 

ただ、アン・ハサウェイがキャットウーマンを演じると知り、これはぜひとも映画館でハサウェイキャットを見なければ!と思っただけ・・・本当にそれだけの為に映画館に行きました。
(キャスト的には好きな人が沢山出てるんだけどね・・・・)
 

見に行くとなれば、「ビギンズ」も「ダークナイト」も既に見ているので、他に予備知識を仕入れる事なく、フラリと劇場に足を運びました。
そして・・・・・・・・・あまりの大傑作に鑑賞中から顔がにやけるのが止まらず大興奮!!!
終わった後は速攻でパンフレットを買い求め、思い返すだけでも楽しいし早く誰かと語りたくて感想も読みたくてしょうがなかったくらいです。
期待していなかった分、ややハードルが低かったのかもしれませんが・・・・そういうの関係なく、なんつっても自分好みの映画だったからです!!!

 


まずはストーリー
「ダークナイト」で愛する者を亡くし、全ての罪を被ってヒーローも引退したブルース。反対に、デント法によって平和を謳歌するゴッサムシティの人々。自分の中で決着をつけたブルースやデントと違い、真相を知ってるが故に一人苦しむゴードン本部長。
あの犠牲の上での束の間の幸せが終わり、再びゴッサムシティを襲ったのはかつて「ビギンズ」で決別した『影の同盟』の後継者だった。

今作の敵ベインは見た目もガチムチ、とても話し合って和解出来るタイプにも見えず、力押しの割りに細かな気配りや小粋な演出も出来る、知性的かつ肉体派テロリスト。業突く共を利用してブルースの財産を奪って丸裸にした上、彼の保有していた核エネルギーを奪って、ゴッサムシティを孤立化させます。更に、警察官を地下に閉じ込め、無法地帯を作り上げるのです。
こうなってしまっては、引きこもりブルースも怪我した体に鞭打って現役カムバックせざるをえません。
彼のカムバックを信じていたのは、真相を知っているゴードンとヒーローを信じていた元少年で現警察のブレイク刑事ぐらいで、ろくに味方はいませんでした。
前作から引き続いて踏んだり蹴ったりのブルース。引きこもり生活を続けた挙句、ヒーローに戻った所為で、保護者アルフレッドまで去ってしまう始末。しかもせっかくヒーローに戻ったのに、脱獄不可能の監獄にぶち込まれてしまいます。
絶体絶命のピンチ。

しかし、そこから一縷の望みを信じてブレイクやゴードンが立ち上がって他の警察を鼓舞し、ブルースもようやく恐怖と向き合う勇気を得るのです。
この流れが素晴らしい・・・・!!!!!!!!!!
合間合間に現れる、敵か味方か分からないキャットウーマンの存在も、美味しいし面白い!

最終的に驚くべき真相が明かされ、爆弾解除に為す術無しと判断したバットマンが爆弾背負って飛んでいっちまうんですが・・・・ここで終わってたら良かったと思う人と、ここで終わらなくて良かったと考える人によって今作は評価が分かれるかもしれませんね。
私の場合は、ここで終わってたら評価は「ダークナイト」と同じぐらいでしたでしょう。
・・・つまり、ここで終わらなかったからこそ、私の中では最高傑作になったんです!!!ヒャッホウ。



この面白さは「ビギンズ」と「ダークナイト」があったからこそであり、「ビギンズ」がアンティパスト(前菜)で「ダークナイト」がプリモピアット(第一の主菜)で「ライジング」がセコンドピアット(第二の主菜)、イタリア料理で喩えるならね。
 

「ビギンズ」でヒーローが誕生して、
「ダークナイト」でヒーローを捨てて、
「ライジング」でヒーローを取り戻す。
・・・・・・たまらん。凄すぎる。

 

一級品の「ダークナイト」と双璧を為す事が出来たのは、同じレベルのアクションと濃い内容だけでなく、前作との明確な対比。「ダークナイト」がとことんまで冷徹で『クール』な作品であったならば、「ライジング」はクソ熱い『ホット』な作品。

これに燃えなきゃ男じゃないっつーぐらい、熱い展開が後半怒涛のように攻めてきて、面白さに拍車をかけました。
地上に出てきたろくに装備持ってない警察官の特攻とか、その無謀っぷりが最高で、笑いそうになった。
 

敵の目的も、ジョーカーみたいな猟奇的な気違い犯罪者の道楽でなく、泥臭い復讐劇。憎んでいた筈の父の喪失で、行き場の無い怒りに苛まれ、その矛先が父を殺した相手に向かってしまう・・・この歪んだ愛情。
どうしても比較される「ダークナイト」と、ここまで対極を貫いた故の傑作だったと思います。
 

んでもって、私はクールな作品も好きなんですが・・・それを上回って、泥臭くてクソ熱い・・・絶望から立ち上がる漢のドラマが好きなんです!
 

愛する人もいないし大切な人もいなくなったし自分も怪我してるし(そもそも独房の中だ)財産もない、誰も自分を待ってないし(と思い込めるだけの状況だった)、ゴッサムシティに恨みがあっても助ける義理なんてもう無いだろっつーあの状況で・・・・、それでも男だったら行くしかない!
その姿に惚れる!!!!
 

更に、自分の信念を貫き孤軍奮闘するブレイク刑事の存在と、痛みに耐えて立ち上がったブルースに心惹かれるキャットウーマンの躍動が、物語を盛り上げる要素になっていて、とても良いし、魅力的!!!!
レイチェルを髣髴させる守ってあげたくなるヒロイン・ミランダの存在も大きい。そんな彼女が最後アレだから、また面白い!!!!
 

勿論、レギュラーメンバーのアルフレッド、フォックス、ゴードンのそれぞれの役回りも良かった。特にアルフレッドだね。最後、執事を泣かしたのかと思わせた時はブルースを殴りたくなったぐらいだ。
他にも小さなドラマが多々あって、見所満載。

とまぁ、内容だけでも語っていたら日が暮れますし夜も明けます。

一言、この映画を評価するなら・・・・・・・・・・・・熱い!
熱いドラマが好きな人なら、絶対見て損は無い一品。
 


『ヒーロー』とは何ぞや?
「ダークナイト」ではあまりにも悲しいそのヒーロー像に泣きます。
英雄を必要としない世界が理想・・・とは言え、人間も世界もそれだけ成熟してない内は、ヒーローはいてほしい。
ウォッチメンみたいなヒーロー達の成れの果ての人間ドラマも大好きだけど・・・・、やっぱり「助けてー!バットマーン!!!」と叫びたくなるのがヒーロー映画の醍醐味。
ヒーローが自分の功績を隠して影の存在になると言うのも、一つのヒーローの形としては良いのかも知れないけど・・・・・スパイダーマンみたいに街の人達の希望を担うのもヒーローの仕事なのではないかな。
だって困った時、誰に助けを求めたらいいか分からないもの。
そういうのを感じた、「バットマン ダークナイトライジング」でした。

 

 

さて、今作は内容だけじゃなくて、キャストも豪華で、キャラクターも豊富。

クリスチャン・ベイル演じるブルース・ウェイン
イケメンの変態をやらせたらトム・クルーズ以上の実力を持つクリスチャン・ベイルは、引きこもりを演じさせても男前。あまりやさぐれ感は感じさせず、自分の人生にうんざりしているご様子。
「若草物語」から「アメリカンサイコ」まで、イケメン勝ち組の筈が損な役回りを演じる事が多い気がしますが、あまりに格好良いのでこれぐらいが均衡とれてて良い塩梅。「リベリオン」で培ったアクションが今作も冴えてます。


マイケル・ケイン演じるアルフレッド
完璧ですね。
安心のマイケル・ケイン。
シリーズ通しての良心であり、癒しであり、絶対領域。
今作では、アルフレッドの主人を想う気持ちが前面に出ていて素晴らしかった。大好き。
 

モーガン・フリーマン演じるフォックス
こちらも安心のモーガン・フリーマン。友情出演レベルですが、全く問題無し。ちょっとでも会えて嬉しい。
 

ゲイリー・オールドマン演じるゴードン本部長
ゲイリーが出てくると「こいつが黒幕」と、つい思ってしまいそうになります(笑)
今作ではアクション度は少なめかな・・と思わせて、後半は無茶やりたい放題のはっちゃけ具合。
引退まで追い込まれる老害が現役復帰して暴れるのは、燃える展開ですね。


マシュー・モディーン演じるフォーリー副本部長
そうそう、こういう役どころが必要なんですよね。
んでもって彼も最終的には本分に立ち直ってて、あのシーンは地味に良いシーンだ。
若かりし頃の面影があんまりないので、マシュー・モディーンだとすぐに気付かなかった・・・・FMJのジョーカーも年をとったものだ。


トム・ハーディ演じるベイン
見た目は「北斗の拳」の雑魚ばりなのに、あの冴えた頭脳と行動力と献身ぶりには泣かされます。
マリオンはちゅーぐらいしてやってよ。


ジョゼフ・ゴードン=レヴィット演じるブレイク刑事
今作の主眼であるブレイクを演じたジェゼフは、「インセプション」と「500日のサマー」のキャラを割って足したような、ちょっと危なっかしいけれども実力も勇気も根性もある刑事で良かったです。
見ていて途中で、「この人、ロビンになってくれないかな・・・」と思ってたから、最後のサービスシーンで爆笑しそうになりました。
ジョゼフは「インセプション」からかなり注目されてる役者なのでしょうか・・・、これまでにいないタイプの可愛い顔と地味っぷりが好きvvv 
こうなれば、ロビン成長物語を映画化するしかない!
 


マリオン・コティヤール演じるミランダ・テイト
今回の美人所の一人。エキゾチックで色っぽくて聡明で、アン・ハサウェイとは全然違うタイプの美人なので、彼女も良い目の保養。
目力があるので、ケイティ・ホームズみたいな守ってあげたくなるタイプとはちょっと違うけれど、今回は守られ役として登場して、最後のオチで楽しませてくれます。
「TAXI」の一番の出世頭だねぇ。




そして・・・・・・楽しみで仕方なかったアン・ハサウェイ演じるキャットウーマン
まさかのメイドコスで純情そうに見せかけての豹変っぷりは最高!!!!!!!!
「プラダを着た悪魔」のドジッ子アン・ハサウェイよりも「裸の天使」のやや悪女のアン・ハサウェイの方が好きなので、この屈折した美女キャットウーマンはアクションもハマッていてカッコイイ!
あの「プリティ・プリンセス」のおぼこい子がここまでの美女に成長して貫禄ある女優になるなんて・・・・・・もう大好き大好き。
バットマンに負けじとアクション盛り沢山で、すらりとしたあの長身がキャットスーツを着込んでバットポッドを自在に操って街を駆け抜けるシーンは爽快!てか、あのマシンの動きがコミカルで面白い!
 

欲を言えば・・・、ミシェル・ファイファーやハル・ベリーみたいな、もうちょっとセクシーなキャットスーツが良かった・・・・。それじゃあ、機能性が無いっちゃ無いんだけどね。やっぱキャットウーマンっつーと色気あるキャラクターだから。
んー、今回のお色気担当はマリオンだったのかな。

 

カメオ出演でリーアム・ニーソンまでご登場
もうシンドラーのイメージが払拭されまくって微塵も残ってません(笑)
今、「シンドラーのリスト」見たら、このままリーアム・ニーソンが無双してレイフ・ファインズ絞め殺すんじゃないかと想像してしまいそうです。

 


とにもかくにも、見所満載、キャストも豪華で、文句なしに面白くて、熱い!!!!
夏も暑いけど、もっと熱くなれっつーぐらい熱くて、良い!!!!

燃えて熱くなって興奮しきった後での、最後のアルフレッドとのちょっとした心温まるシーンでこの映画の虜になります!!!!

 

約3時間の長い尺の割りに飽きさせず、息もつかせぬ展開で、本当に面白い映画でした。
私的にはアメコミ映画と言えばどうしてもMARVEL勢の方に軍配が上がる事が多く、正直、バットマンにも大した思い入れがなくてゲームボーイのゲームが好きだったぐらいなんですが・・・・(でもキャットウーマンとジャック・ニコルソンのジョーカーは好きだった)・・・・、ここまで傑作を見せ付けられてはDCアメコミ映画にもひれ伏すしかありません


これまではアメコミ映画で一番好きなのはスパイダーマン三部作、ウォッチメン、XMENファーストジェネレーション・・・で、あとはどれも似たような評価ばかりでしたが、今作は上位三作には確実に並ぶので、MARVELとDCは共に素晴らしいアメコミ映画を作るのだと再認識させられました。
 

これぐらいのクオリティで仮面ライダーを見たいと思ってしまうライダー好きですが、ライダーの致命的な所はアクションよりも内容ですし、内容でしたらテレビシリーズを見た方が確実に面白いし、なにより邦画で『演技の出来る役者でストーリーで予算のあるアクション映画(しかも仮面ライダー)』と言うのは難しいのが現状ですね・・・・・・・アクションとコスチュームだけなら「仮面ライダーTHE FIRST」と「THE SECOND」はとても良かったと思うんですけどね。誰の話題にも上らないのが辛いなぁ・・・・・・・・

 

まだ「アベンジャーズ」が残っていると分かっていても、今年一番の映画にこれを挙げたい。
ハリウッドはまだまだ全然死んじゃいないよ!この後も面白い映画は目白押しだし、ハリウッドのアクション映画で映画好きになった身としては、今後もパワフルで熱くて面白い映画を期待してます☆

 

 


 



「アメイジング・スパイダーマン」




待望のスパイダーマン新シリーズ第一弾
監督、主演、ヒロインとスタッフを一新してのリブート作品。


オススメ度:アメコミ映画が好きな人、アクションが好きな人にはオススメ★★★



ネタバレ無しの感想
予備知識を全く仕入れず、頭まっさらな状態で上映に挑みました。
・・・・そんな風にして見に行っても、やはり前作を愛しすぎている身としてはどうしても前作と比べてしまいますね。

とはいえ、今作では前作と違って原作準拠な部分や3Dと言う事でのアクションシーンの見せ方など、見所は沢山ありますので十分に良作だと思います。
自分はスパイダーマンになるまでの物語の部分が少し長く、全体的な人物描写などは少々物足りなく感じましたが、スパイダーマンの能力を身に着けてからの展開はサクサク進んで、前述通りアクションシーンには大変満足しています。

コスチュームも好きvv 良かった!

続編が既に公開決まっているらしいのですが、「ライラ」と言う例もあるのでどきどきしながら2014年の続編公開を待とうかな、と。




CAST
主演アンドリュー・ガーフィールドくん。
アンドリューくんはトビーと違って彫りの深い顔立ちのイケメン。少し不器用そうに見えるものの、「ソーシャルネットワーク」の時とは違って高校生役だからか少し幼い印象が残りました。
一緒に見ていた友達はかなり好みのタイプらしく「眼福」だと。

ヒロイン:エマ・ストーン
前作のキルスティン・ダンストとは違って知性派美人。・・・ただ、あんまり知的な感じには見えなかったんですけれどもね(笑)

デニス・リアリー
登場した途端、心の中で「きゃーーーーーーーーーーーー!!!」と嬉しい悲鳴を上げました。こんな大画面でデニス・リアリーを見るのは初めてで、こんな美味しい役どころで、すごく嬉しい!!!!私としてはロクデナシ一歩前みたいなデニスの方が見慣れてるんですけども、こんな糞真面目な役もハマッていてカッコイイカッコイイカッコイーーー♪♪♪







ネタバレありの感想


ある程度、ネタバレします。
これから見に行くぞと言う人は気を付けて。
話の前提として、私にとってサム・ライミ監督トビー・マグワイア主演の過去三部作はアメコミ映画の中で最上位で、好きな映画のベスト5には入れたいぐらいの大好きな作品です。

まずは・・・・決して避けては通れないサム・ライミ版との比較。
当然の事ながら思い入れが強いのでサム・ライミ版に軍配が上がります。私がサム・ライミ版が大好きと言うのは置いといたとしても、どうも人物描写が少々足りなくて、スパイダーアクションが始まるまでが少ししんどいです。それに、リブート作品と言う事で前作との違いをどう描くかがとても難しい課題だったと思うのですが、前作との違いを出すのが少し弱い。 おじさんが亡くなる展開は原作そのままなのかもしれませんが、もうちょっと見せ方を前作と変えてしまえなかったのかなぁと思います。しかも、今回はコンビニでせこい事をしてた後にあぁなってしまうので、余計に印象が悪いです。

あと、父親と別れる最初のシーンはいらなかったと思う。叔父との会話やなんやらから父がどんな人間だったかをにおわせる程度でよかった。ここでは叔父夫婦との絆をもっと描いてほしかった。

今作では、全体的にスパイダーマンになる前のそれぞれの人物描写が少々足りなくて、ピーターがどんな人間なのか、叔父とはどれだけの信頼で結ばれているのか、あの博士はどんな人間で父との関係はどれだけ深かったか、グウェンがピーターに惹かれた理由・・・、どうしてもその辺が曖昧だった気がします。

あと、あの「大いなる力には大いなる責任が伴う」と言う名文句がなくなってたのが非常に非常に残念。
あのセリフを入れないのであれば、あれに近い心を打つ名文句やテーマが欲しかった。「WHO AM I?」と言うのを主軸に置くのだとしたら、もっとスパイダーセンスを手に入れてからの葛藤が欲しかったかな。

文句をつけるのはそんな人間関係の部分と、もうちょっと市民視点が欲しかったぐらいで、それ以外は全て良好。
(オズボーン社のセキュリティが酷いと言うのは・・・・・まぁつっこむまい 笑。次回作ではSECOM入っておけよ~)

特に新しいスパイダーマンは原作準拠のくもの糸を吐き出すマシン(ウェブ・シューター)を自作し、その欠点もきちんと描かれている。生身の彼だからこそ、銃に撃たれたら傷つくし、敵に対して大勝と言うわけでもない。その辺がリアルで、良かった。
最も良かったのはスパイダーマン視点の摩天楼を飛ぶFPS(一人称視点)映像!!!!もうちょっと見たかったなぁ。

スパイダーマンのコスチュームやアクションシーン、アクションの見せ方などはスパイダーマンならではの映像を存分に見せてくれて本当に良かった!!!!!



どうしてもサム・ライミ版と比べて不満もある事にはあるのですが、新しい役者とスタッフによって、前作とは違ったスパイダーマンを作ってくれるのはスパイダーマンファンとしてはとても嬉しいし、今後の作品がどんな風に展開していくのかが楽しみで仕方が無い。
ライミ版ではハリーとMJとの三角関係と、叔父夫婦の絆が物語の主軸となった三作だった。なので今作は、果たしてどんな風に物語が展開していくのか全く予想が出来なくて嬉しい。
果たして原作通りに進行するのか、ライミ版のように原作とは違った話を展開していくのか・・・・出来れば大コケしないで予定通り続編を作って欲しいですね!!!!

今作では前作には出なかったリザードマンがヴィラン(怪人)一号としてお目見えしたので、今後もまた新しいヴィランが登場したり馴染みのグリーン・ゴブリンやヴェノムらと絡んでくれた嬉しいです。

なので、私としては十分に満足。続編も作ってくれたら更に満足。






一つだけ、どうしても許せないのは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・EDの日本限定の邦楽。いい加減、日本公開版についてくる邦楽はやめてほしい!!!!!!!!いらん!!!!!!
「M I B 3」



あらすじ
メンインブラックの最新作


お薦め度:単純な話で楽しいので普通にオススメ




感想
メンインブラック・・・・数年の時を経ての続編。
1作目も2作目も映画館で見た筈なのに細かいキャラ設定とか完全に忘れていました。
だとしても、そう問題でなくとても分かりやすい作品。

今回はたまたま近くの映画館が吹き替えしかしてなかったので吹き替えで見ましたが・・・逆にそのおかげでKの若い頃に戻っても違和感なくKだと認識出来て良かったです。



私的には2にやや不満があったので、3は分かりやすい内容と展開でストレス感じずに見られて満足でした。



CAST
トミー・リー・ジョーンズ・・・・・・・・・・老けたなぁ。
好きな役者なのでその老いっぷりを少し悲しく思いつつも、今後も現役で活躍して欲しいですね。


ウィル・スミス。
元気そうで何より。
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