忍者ブログ
ID4
見た映画と本の感想を、悪文かまわず吐き出しております。やや毒舌が多いのでご注意を。
Admin  +   Write
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



「続・荒野の用心棒」





あらすじ
ジャンゴが棺桶引きずり、フラリとやってきた




オススメ度
マカロニ・ウェスタンが好きなら、きっともう見てるよね
ウェスタンファン以外には勧めない





感想
普通に、良かったです。
「ガンマン大連合」とは全く違う雰囲気で、終始重苦しい空気が流れております。
そんな中での、拳銃乱発やマシンガン攻撃、脱出大作戦等等・・・決して退屈をさせない映画であります。

メキシコ革命映画で、政府軍と革命軍、アメリカンとメキシカン。
色んな立場の人が入り混じり、それぞれの思惑で下品に強かに生きております。
その間に立つ、彼等に翻弄される弱気店主と娼婦達。
そこに現れた風来坊のジャンゴ。
クールなジャンゴの目的や冷めた彼の目が、破滅一直線かと思いきや、やる事なす事、ムチャクチャで笑えます。
なかなか痛快アクション満載の、落とし所が想像つかない映画です。

硬派なノリのジャンゴなのに、コントみたいなミスしたり、やる事が派手だから、哀愁もたっぷりありますがそれ以上に暴走アクション要素の方が大きい。

女泥レスも笑った。



棺桶の中身を知るだけでも、面白いです。
あれは笑った。




キャスト
フランコ・ネロ!!!!
この映画にはインタビューがついていて、それによると、フランコの本名が長すぎて「そんな名前、アメリカン人は覚えられないよ!」と言われたらしい。笑

「ガンマン大連合」の慇懃無礼紳士のペンギンとは、まぁっっっっったく違うクールでダンディなフランコでした。一般的にはこのジャンゴ役が最も有名なフランコ作品で、ジャンゴは当時一世を風靡し、雨後の筍の如くジャンゴ作品が出回り、フランコが出てるだけでジャンゴの名前を冠されると言う・・・・今の映画界とさして変わらない分かりやすいブレークっぷりだったそうです。

確かにジャンゴはカッコイイ。男が惚れる漢であるのは、疑いようが無い。目瞑って後ろの敵を拳銃でバキュンしちゃうシーンは痺れる。
分かる。
すげーーーよく分かる。
でも、「ガンマン大連合」のペンギンの方が私は好きなんだ!!!!






この映画は、西部映画好きにはたまらない、見てて当然知ってて当たり前の有名作だから、ここで下手物好きの私がとうとうと語るまでもないのですが・・・・・・・この映画がどれだけ素晴らしくても、どうしても「ガンマン大連合」の大傑作には遠く及ばないんですよね。
よく分かったんですけれど、自分は「ガンマン大連合」みたいな、お祭り騒ぎの大暴走西部劇の方が好きみたいです。
クールで寡黙な一般的な西部劇をこれからも見ていこうとは思っていますが・・・・・「ガンマン大連合」と言う大きな壁を越えれる作品にはきっと出会えないだろうなぁ・・・・・・。
まずはマカロニウェスタン攻めかな。
PR


「ダンス・ウィズ・ウルブス」



あらすじ
ケビン・コスナーが~、インディアン・スー族とぉ~出会った(今は亡きウルルン口調)


オススメ度
当時、アカデミー賞を総なめしたようですよ。



感想
映像が美しい。
友情は、民族を超える。
雄大な自然と大地に息づく生き方は、いずれ失われるだろう、儚いものでした。


ぶっちゃけて言うと・・・・・・・・どうにも引っ掛かりを覚える映画でした。それは、単に私がインディアン(あえてネイティブと呼びません)に対する複雑な感情や考え方を持っているせいで、白人主体のこういった映画はどれだけインディアンを崇高に描き、白人の傲慢さを描写していても、素直に賛美出来ないのです。
なんか・・・・・「そうじゃないだろ、そういうもんでもないだろ」とか思ってしまって。どうしても主人公が偽善者に感じられてしまうのですよね。
白人がインディアンにした行動は最悪なものに違いなくても、それを現代に生きる我々が批判するのは簡単ですが考慮に足りない気がするし、インディアンらも決して一枚岩ではないものであるから、彼等を絶対として描いているのも片手落ちな気がします。
難しい問題であり、それが現在にも続いているものであるからこそ、簡単に「良かった!」と語れるテーマではないと思います。


ただ、この映画の公開当時の時代を考えれば・・・ずっと西部劇では悪役を押し付けられて不当な扱いを受けていたインディアンの気高い姿を描こうとした目論見と勇気には感服しますし、この映画に私財を投じたケビンの心意気も、カッコイイし素晴らしい!!!
前述の通り、インディアンを抜きにすれば、映像美と友情には心を打たれるものがあります。

この映画の中で描かれる、動物の壮大さと可愛らしさ。それらが踏み躙る、人間の残酷さと無知。
互いに互いを探りながらも、言葉は通じなくても互いに歩み寄れる人と人との友情。
孤独に耐えていた時に味方でいてくれた、人と動物の友情。

テーマはそれぞれ絞られ、これだけでも見る価値は十二分にありますし、素晴らしい映画だと思います。



キャスト
ケビン・コスナーを見るのは本当に本当に久しぶり。
ウォーター・ワールド以来かもしれません。こちらの映画の方が古いですけどね。

メアリー・マクドネル
おお!!!若い~~~~~~~~っっ。
ID4の大統領夫人の時には貫禄をたっぷり身に着けて、現在のアメドラマ「CLOSER」でもその気品はまったく変わっておりません。
その彼女の若かりし頃の姿は、こんな柔らかで幼さを演じていたのだと、しみじみ感じました。


「アンナ・カレーニナ」



あらすじ
不倫




SEAN・BEAN
私が見たショーン出演作の中で随一の美しいショーンが見られます!
ロシアン将校のキリッとした精錬された紳士っぷり、爽やかな笑顔、優雅に踊る姿、恋に落ちた瞬間と恋に盲目の姿・・・・・どのショーンも美しすぎてたまりません。
軍服が似合いすぎます。
全く血みどろさを感じさせない、戦士ではない軍人の姿が似合ってます。
(シャープとはキャラが違いすぎて、どちらも比べようが無い)
んでもって、最後の苦悩するショーンのシーンは、ショーンベストシーントップ5には入りますねvvvv




オススメ度
苦悩する不倫女の葛藤と落ちていくまで・・・という映画なので、こういう破滅しかない恋愛映画が好きな人にはオススメ。
ソフィー・マルソーの妖艶さとショーン・ビーンの耽美な姿が、いけない大人の恋愛をうまく描写していて、画面が美しいです。




感想
想像していたよりは暗いお話でしたが、不倫するアンナ(ソフィ)とヴロンスキー(ショーン)が主人公ではなく、別の語り部がいて、その語り部が物語の全体を暗く貶めない程度に登場してくださり、終わり方も爽やかに締めてくれているので、見終わった後も後味は決して悪くありません。

語り部が恋に落ちて恋に破れ、それでも恋を貫き通した結果に得られたもの。
そして、アンナとヴロンスキーの破滅の恋。
この二つが対照して描かれています。

一応、どちらの男性も恋に落ち、自分なりに誠実であろうと努力し、彼等なりに苦労していたので、男性陣には同情こそすれ非難や批判はありません。アンナの夫に対してもね。
対する女性陣も、決して彼女等が悪いと断罪まではしませんが、立場上苦しいものであったのは判る気がします。

本気の恋に落ちる者が悪い!
恋は戯れであり、教養の一つ。
そんな風に割り切れられていたのなら、社交界や政治の場で、悠々と過ごせていたのでしょうが・・・・それが出来ない四人四様の姿が儚く、または逞しく、素敵でした。




キャスト
ソフィー・マルソーは独特の雰囲気を持っている女優ですね。
エロっぽいわけでもなく、飛びぬけて美人でもない。
陰鬱な雰囲気があっても、ただ暗いだけではなく・・・・・童顔っぽいのに色気がある。
妖艶と評したくなる女優です。
むちむちしたエロティシズムではない、儚そうに見えて狡猾であり、ものっすごい破滅型に見える(笑)

で、彼女とは対照に描かれた若きキティちゃん。
キティちゃんはただ可愛いだけの存在で、恋が破れた時の姿はこちらも胸が痛むぐらいに可哀相でした。そんな可愛くて、可愛いだけのキティちゃんを演じていたのが、な・ん・と・・・・・ミア・カーシュナー!!!!!!!!
驚きました。
髪の色が茶髪だから全く気付ける要素無かったから、分からないのも当然ですよ・・・。
あのミアが!こんな純情可憐な役を演じていたとは!!!!(偏見ゴメン)
ドラマ「Lの世界」での壊れたキャラは彼女だからこそ出来たもので、今作のアンナの破滅型にも似たような雰囲気があります。いつかミアにアンナ・カレーニナを演じてほしいな・・・(キーラ・ナイトレイとジュード・ロウで映画化する話があるようだけれど、キーラだと壊れっぷりが足りない気がするし、ジュードには重さが足りないと思う)


んで、語り部さん。
主人公と考えてもいい、優しくて、何処か優柔不断な所のある、温かみのある語り部を演じているのはアルフレッド・モリナ。
彼もまた、何処かで見た事がある・・・・とずっとひっかかりながら見ていたら・・・・・・・・・・
あーーーーーーーーーー!!!
ドクター・オクトパス!

ダンディで素敵でした♪


「RONIN」


あらすじ
主をなくしたサムライ・・・・・・・・・・・・え、侍?
+ ヨーロッパでカーチェイス




SEAN・BEAN
挙動不審でヘタレでゲロ吐いてデニーロに叱られてコーヒー零して、登場開始数十分でスゴスゴ退場。




オススメ度
カーチェイスが好き!
デニーロが好き!
ジャン・レノ愛してる!
と言う方になら、オススメします。



感想
ショーンの出番がたった数十分だとか、見ててハラハラしてしまう小物っぷりだとか、その点はあらかじめ様々なショーンファンの方の感想から窺っていたので、ある程度の覚悟は出来ていました。
だから、ゲロ吐いて退場してくれた時は逆にホッとしたぐらいです。(酷)

こういう役柄も出来るんだ・・・・!というのがショーンへの素直な感想かな。
ファンの欲目ですけれど、どうもショーンは目を引いてしまう存在感があるので、粋がってはいてもなんかやらかしそうな雰囲気を感じてしまうんですよね。笑


で、さっさとショーンが退場してからのお話に関しては・・・・
うーん・・・・・・公開当時に見たら感想は変わってたかもしれませんが、デニーロはデニーロで、ジャンレノはジャンレノ。いつもの二人で、いつもの演技です。
ヨーロッパカーチェイスはもう見飽きているのでそれの面白さを抜くと、ストーリーが微妙・・・かな、と。
悪役は嫌いじゃなかったんですけれどね。


ビックリしたのが、シャープシリーズのデュコーがしれっと出演してた事!笑
独特の色気を持つ役者さんだったから、すぐに分かった!
もうちょっとショーンの出番があったら、再共演だったのになーーー!
現場では会えたのかな?
ショーンバースデー2



53歳、ハッピーバースデー!! ショーン!!



初カラーショーンです★
≪ 前のページ   *HOME*   次のページ ≫
カレンダー
09 2024/10 11
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
つぶやき
最新CM
[12/19 tooriaVot]
最新TB
プロフィール
HN:
yucako
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
P R
material by bee  /  web*citron
忍者ブログ [PR]