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見た映画と本の感想を、悪文かまわず吐き出しております。やや毒舌が多いのでご注意を。
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「ドントブリーズ」


あらすじ
若い強盗3人組が大金目当てに盗みに入った家で、盲目老人に反撃を食らう



評価
見つかるかもしれない恐怖度★★★★
サイレン&メタルギアソリッ度★★
キョンシー要素★★



感想(ネタバレあり)

お勧めしてもらった昨年の話題作。
将来の展望も暗い若者3人が軽い強盗を繰り返し、いよいよ将来に絶望していたところへ、盲目老人が大金の示談金をもらって周囲に人気の無い家でひっそりと暮らしていると言う情報をゲット!
番犬を眠らせて、こっそりと家に侵入。金庫は何処だと探していたら、ふと顔を上げるとそこにはムキムキの盲目老人が銃を持って立っている!
…って言う演出はなかなか他のホラーでは見られず、ゾッとしました。
目の前にいるのに相手には気付かれていない(盲目だからね)
でも音を立てたらバレちゃうってんで、息を殺して佇む。どっくんどっくんどっくんと心臓の音が聞こえるほどの恐怖。
このこわ~い感じって、昔のキョンシー的恐怖だなと懐かしい怖さ。



この若者強盗3人組の構成は、無礼な嫌な男マネー、キツい女ロッキー、割と普通の男の子アレックス(ジョセフ・ゴードン・レヴィット似)で構成されており、アレックスはロッキーにホの字なんですがマネーに「俺の女に手を出すな」と釘を刺されております。

無礼な男なんでマネーはさっさと死ぬかなと思ったら、やっぱり最初の犠牲者はマネーでして、一瞬「助かった?」と思わせた後でドーンと一発撃たれた瞬間はどきどきしました。
マネーが銃で撃ち殺されても、声を上げられないもどかしさ!
声を上げたら=死ですからね。ハラハラします。
幸いマネーは他に二人いることを盲目老人に伝えてなかったので、盲目老人が部屋を出てから、ロッキーとアレックスはこそこそと帰ってれば犠牲はマネー1人で済んだのですが…
ロッキーが金のありかを見つけてしまって金を持って逃げるんだと、余計な事をした所為で盲目老人にバレちまって、家の中を追い掛け回される事に…。
ロッキーに嫌悪感

見えないながらも銃をぶっ放してくる盲目老人の様がホラーゲーム「サイレン」なみに突発的で容赦なく、場面場面の演出は凝っていて面白いのに何故か肉弾戦の時は地味だったりします。その辺の緩急具合がナイス。



実は盲目老人は地下室に女を監禁しており、その女ってのが自分の娘を事故死させた相手で、盲目老人はその女から示談金をもらっていた筈なんですけども…当然愛する我が子を殺した女を許せんようで、地下で飼っておりました。

ここで、これまで「強盗する若者が悪い。じーさんは悪くない。殺されろ!」と言う感情から、じーさんもヤバい奴と分かって若者側にも大儀が与えられてしまうんですが…
…正直、この辺の設定はいらなかったかなぁ…とは思う。
こんな強盗するような若者達に大儀与えてほしくなかったな。
ま、どっちにしろ「強盗する若者が悪い。だが、じーさんも悪い所はある。どっちも死ね!」

まぁ、じーさんの監禁の理由は後で書くとして、彼女を見つけたロッキーとアレックスは驚きつつも、早く逃げねば殺されるという状況。アレックスは「後で通報しよう!今は逃げるんだ!」と至極真っ当な事を言うのに対し、ロッキーは見捨てられずに彼女を助ける事に…。
ロッキーに嫌悪感×2。
お前独りだったら勝手にすればいいけどアレックスも一緒なのに…そもそもこの女が金を盗まなきゃあ、何事もなく逃げられたのに。

どうせ見つかって無駄死にするんではと思ったらやっぱり即効見つかって女も殺されてしまい、盲目老人も怒り心頭。
「ベイビー」と泣くセリフが後に繋がってきます。

逃げ惑う2人へ、じーさんが電気のスイッチオフ!
真っ暗闇の世界へ。

ここから視聴者に分かりやすいように暗視モードでお送りしてくれるんですけど…どこのメタルギアソリッドだよと言った感じになるので、どうせなら真っ暗で続けてほしかったです。




そんなこんなで
結局アレックスも殺されてしまって、ロッキーだけがじーさんに反撃を果たして金を奪ってトンズラ成功してしまうのですが…
そこに至る過程が二転三転でハラハラ出来て、さらにはロッキーに怒りや苛立ちが膨れ上がり、途中から盲目老人を応援してました。
ロッキーが掴まって宙吊りにされて監禁された時は、「よし!捕まえた!このままあの女の代わりに飼おう!」と素直に思えた程に。

じーさんがロッキーだけ生け捕りにしたのにはわけがあり、監禁されていた女はじーさんから精液を注入されて、妊娠中だったわけですね。
ここでさっきの「ベイビー」発言と繋がってくる。我が子を殺した女に我が子を産ませると言うアクロバットな発想でしたが、なかなか理に適っておりました。頭のネジを三本ぐらい抜いたら理解出来る心情です。

なので、ロッキーがその女を殺す要因を作ったんだから、今度はロッキーに産んでもらおう!と言うのも至極真っ当な理論ですね。じーさん理論で言わせると。
盲目老人はロッキーを孕ますつもりですが、レイプなんて無粋な真似はしません。冷凍保存していた精液をスポイトでとって、ぶっ刺すつもりでした。さすが行動に無駄がありません。

そんな変態紳士な盲目老人は、反撃食らった時に自分の精液を口に突っ込まれる事に…。すっごい嫌な場面でした。
その後、盲目老人を殴る蹴る刃物切り付けるやりたい放題のロッキー
ロッキーに嫌悪感×3。



結局ロッキーが生き残った上に大金ふんだくって逃げおおせちまったので、すっかり盲目老人側の味方についていた視聴者的には胸糞でして、反撃食らったじーさんが実は生きていたっつーホットなニュースをロッキーが見て映画が終わったので、少しは溜飲が下がったかな。

続編製作中とのことで、出来ればこういう映画はアイディア勝負なところもあるので2回見ても大して印象変わらない気がするので、続編はいらないとは思いますが…(ストーリーも特に無いしw)

ロッキーが返り討ちに合う場面は見たいです!

だって散々こんな事は止めようと説得していたアレックスが死んで、この女が大金ふんだくって生き延びたのが納得いかん。アレックスもマネーも強盗犯として不名誉な死に方になってしまったし。(強盗犯だけどさ)
せめて大金は置いていけ!


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「ホステル2」



あらすじ
ローマからプラハ行きの列車に乗った美大生女子3人組。「スパにいかない?」とローマまで知り合ったレズっぽい美女に誘われて、スロバキアの例のホステルへ…。
拷問殺人クラブ会員様もスロバキアへご到着、初めての拷問殺人にウキウキワクワクドキドキ!


ちんこポロリ度★★
グロ度★
東欧ネガキャン度★★★



感想(ネタバレあり)
既にネタバレ見ていたので大体どんな内容か分かっていました。
前回、パクストンが這う這うの体でホステルから脱出してハメやがった連中を轢き殺したり友人の仇をとったり、折角助けた女が電車へ飛び込み自殺するシーンがあったりと大騒ぎで映画は終焉しました。
なかなかのしっとり具合と不気味っぷりと最後に一気に予定調和のリベンジで、緩急リズムが絶妙で楽しかった前作。

パクストンがどうなるのか気になったのでホステル2のネタバレを見て、「冒頭で首チョンパで死ぬ」と読んでウゲゲロと見るのを辞めようかと思ったんですが、最後までネタバレ読んでみると今回は美女3人組が餌食となってラストに楽しい反撃タイムがあるそうなので、「アイスピットオンユアグレイブ」(まぁまぁ面白い)「レイプ・ザ・ビースト」(これは糞)「キル・ビル」(マニア向けグロコメディ)のような女性反撃映画を好きで見ている身としては見るっきゃ騎士って事で、全部内容知ってる上で見ると言う…邪道中の邪道な感じで見ました。
(ラストがエグくてトラウマになるぐらいなら、先にエグいと知ってから見た方がハートの負担が低いので。全部、「セブン」の所為

さて今作注目すべきは餌食となる女子大生だけでなく、拷問殺人クラブの会員達。
オークションで餌食2人を見事競り落としたトッドとスチュアートと言う小金持ちの小奇麗なオッサン2人が接待を受けつつ、女子大生に迫ると言う、「殺す側」「殺される側」の人間を描いており、なかなか面白い試みだと思います。
「はじめてのごうもん」「はじめてのさつじん」に2人ともドキドキワクワク。

美女達が騙されてスロバキアのホステルに来て浮浪児に囲まれたりスパ行ったり男とイチャコラは前回と全く同じなので、そこは美女と東欧の画の美しさをボケッと眺めるだけの時間でして、その後やってきました拷問タイムは前回よりもややコミカル。

若い娘の生き血を浴びる婆とか適度なグロさで、グロが苦手な人でも血飛沫を楽しめます。昔の時代劇のぶっしゅーーぐらい。




親友ホイットニーを拉致られた主人公ベスは妖しい女アクセルの手引きによって自らも捕まって拷問ルームへ。

ホイットニーには、初殺人にハイテンションのトッドが担当。
ベスには、初殺人に弱腰のスチュワートが担当。

こっからが本当に面白い。ネタバレで読んでてもすごい楽しめる。

泣き叫ぶホイットニーを前にして、超ハイテンションで笑いながらチェーンソーを構えるトッド。コンセントの長さが足りなくてチェーンソーの電源が落ちたりと、ちょっとドジで御茶目。しかも余所見した間にホイットニーの首にチェーンソーが食い込んでホイットニーがびくびく死に掛けたのを見て一気にテンションが下がり、「もうやめだ!帰る!!」とキレて帰ろうとします。
実際殺人を犯してしまった壮絶な罪悪感と嫌悪感に苛まれて苛々している様子でした。まぁね…現実はそんなサスペンス映画みたいにサクサク殺せないよね…と妙にリアル(?)
んでも、拷問殺人クラブの掟として「殺すまではここから出られない」っつーのがあって、殺さず出て行こうとするトッドへお仕置きのワンコ攻撃!
エレベーターへ逃げ込むも、次にエレベーターが開いた時には頭や体が齧られて見るも無残な御姿に。
この辺からギャグ度高め。あんな一気に食い殺されらんやろ…とはツッコミを入れてはならない(笑)

ホイットニーがラストリミット20分くらいあるっちゅー事で急遽「残り20分の命だけど、もう1人殺しませんか?」と殺しを楽しんでいる他の会員に誘いをかけるシュールな展開に。
生きた男の足を切り落として食する男だとか、チラッと他の会員のお楽しみっぷりを映します(笑)ほんと悪趣味な映画(笑)




スチュワートはベスに説得されて一回やめかけるも、妻に冷たくあしらわれる日々を思い出し、「俺も男を上げてやる!」とはた迷惑な感じで己を鼓舞して再びベスを拘束。
そこへ、トッドの訃報が舞い込み、ホイットニーの所為でトッドが死んだと知り(いや、自業自得やろ!)、ホイットニーを始末する権利を買い取ってホイットニーをさくっと殺してきた後はふっきれたのか、殺す気まんまんのスチュワート。

一方でホイットニーが殺された事でベスもぶちキレており、スチュワートを誘惑して拘束から逃れた後、スチュワートを逆に拘束!
駆けつけた拷問殺人クラブのスタッフとオーナー(?)に、「この男を買う!」と高らかに宣言&オーナーと交渉。(そうそうベスって遺産が舞い込んで超金持ちって設定でした)
なんと!殺される側が殺す側へシフトチェンジ!会員になるベス!
ベスの手にはハサミ。ハサミでスチュワートのちんこ挟んだ状態で、男だったら超痛い画面がちらちら映ります。割とはっきりちんこが映ってて笑える。駆けつけた男スタッフも嫌そうな顔。笑
交渉成立した瞬間に、ちんこ切断!吹っ飛ぶちんこ!飛んできたちんこをパクッと食べる犬!
…真面目にホラー撮る気は監督にはもう無かったのでは…笑

最後に、浮浪児使ってアクセルを森に呼び出して鎌で首狩り、飛んできた首でサッカーする浮浪児達で映画は終了。


前回の小汚い映像といかにも金の無い若造男3人組とは違って華やかな美大生女子3人組なのもあってか、映像が全体的に綺麗で音楽もやたらお洒落でBGMで横で流していても良い良質のホラーリベンジ映画でした。
ホラー映画としての完成度や薄気味悪さ度でいえば絶対的に前作の方が怖いのですけども、眼福なのは2ですね。
前回は無駄に多い美女のおっぱいポロリ天国で男向け、こちらは美男とおっさんのちんこ丸出しで女向けなのかもしれません。別に観たくないけど(笑)


「1」の方が、えもいわれぬ恐ろしさを描けていたとは思います。
アメリカンホラーのようなギャー!って感じでもなく、恐怖を盛りたてるような演出は少なめで、淡々とした殺人描写と殺す側の間抜けぶりだとか、東欧の陰鬱とした村と貧乏バックパッカー男子と言うとても身近な存在とが相まって、自分も同じ境遇に立たされるかもしれない親近感と不気味さとギャグが絶妙に絡み合っててなかなか昨今では無い、「悪魔のいけにえ」的なホラーでした。

2はちょっと爽やか過ぎたのかな。まぁ、どっちも好き。それぞれ別の楽しみ方が出来ます。


あいかわらずのスロバキアへの超絶ネガキャン具合にスロバキア政府も御冠だったのか、3は監督も違ってしまって舞台がアメリカなので、見るかどうかはネタバレ次第(おい)



さて今作。
展開や殺しっぷりの楽しさもさる事ながら、キャストも知ってたので楽しめた。

最初の餌食になる、ウザさ満点のローナ。
なかなか特徴的なヤボったい顔の女優で、どっかで見たことがあるなと思ったら、「ディアボロス」で数学教師に悪戯された少女役の女優ヘザー・マタラッツォでした。あの数学教師裁判の序盤はほんと胸糞で、ブス顔晒してえぐえぐ泣く迫真の演技が今作でも冴えてました。「スクリーム3」にも出てたみたいだけど「スクリーム3」壮絶に酷い出来だったので全く記憶に無い。

ホイットニー役は、アン・ハサウェイがおっぱいポロリしている「裸の天使」と言う映画で3Pレイプされる役をやっていたビジュー・フィリップス。出自は割りと良さげなのに、なんでそんな役柄ばっかりしてるんだ…?色っぽくて可愛い女優さんなので恋愛映画に出た方がいいのでは…笑

そして主役のベスは「悪魔のいけにえ」リメイクの「テキサスチェーンソー」に出てきた目力のある女優ローレン・ジャーマン。どっかで見たことがあるぞと思っていたら、海外ドラマ「HAWAII five-o」シーズン2にだけ出てたロリでした。全然覚えてなかった…テキサスチェーンソーの方がまだ記憶にあった…

ちなみに「テキサスチェーンソー」はホラー映画としては良作ですけども、オリジナルの「悪魔のいけにえ」には当然遠く及びません。
あの狂気っぷりに肉薄出来るホラー映画なんてもう無いだろうと思っていたけれど、案外「ホステル」は「悪魔のいけにえ」に雰囲気似ている気がします。だから好きなのかも知れません。
「悪魔のいけにえ」も「ホステル1」も、ホラー映画の演出が少なめで唐突・理不尽・わけわかめ・いきなりおっ死ぬと言うのが独特のテンポでして、全体的にきったねーじめじめ感が出てて、昨今の綺麗な映像でのホラーとは違う、鬱屈とした世界観を楽しめます。
別にお勧めしませんが。


私は法廷映画が特に好きで、映画館で観るならアメコミ・アクション映画なんですけど、家でまったり観るのは恋愛映画かホラー映画なんですね。まだまだ観たいな、ホラー映画。
ホステル好きの人が見ている、他のリベンジホラー映画を探して見ませう。

候補として、同監督作の「グリーンインフェルノ」
拷問系(?)だと、未だ観てない「ファニーゲーム」「ハードキャンディ」「オーディション」(邦)
「es」とか「マウスオブマッドネス」もまだ観れてないんですよね~。
「隣の家の少女」はもういいかな…。実話ベースの「アメリカンクライム」同様、実際の事件の内容の方が酷いので、わざわざ映画で見直さなくてもいい…
ゾンビはしばらくいいや。それよりリベンジものが観たいね!












『パワーレンジャー』


あらすじ
謎の石を拾った若者五人がパワーレンジャーになる話


戦隊度★★★
青春度★★
戦闘シーン★


<感想>
米国では日本の戦隊をちょいとアレンジ?して放送が続いているレンジャー
とうとう映画化で大々的に全世界放映だけど、
今年はアメコミ話題映画が集中している所為もあって
あんまり話題になってないような気がします。
(去年もシヴィルウォーとBvSとアポカリプスで凄かったけど、
今年はそれ以上だもん)


で、感想



そもそもそこまでハードル上げて期待しておらず、
「日本の戦隊がどうアメリカで料理されてるのか」
「日本の戦隊をどれだけ忠実に描いてくれてるのか」が気になってて
本国ドラマ版を見た事がなかったので戦々恐々ワクワクドキドキしながら見ましたが…
思った以上に戦隊しててくれて、私としてはオッケーオッケー。
名乗りや合体シーンが無かったのが若干気になりますけど、
そんなに大した不満にはなりません。

とりあえず「パワーレンジャー」なる東映レンジャーのアメリカ版が存在して、
それが映画化して御披露目されて、
5人のキャラクターが変身して乗り物乗って合体してくれただけでホッとしてますし、
(もうメチャクチャ変更されまくってる可能性も危惧してたので笑)、
謎の採掘場やら埼玉アリーナを髣髴とさせるスタジアムでのやり取りまであって、
戦隊好きとしてはニヤリと出来ました。

合体してからの「ゴーゴーパワーレンジャ~♪」の曲は、
このクオリティで戦隊映画を観た気分になれて(戦隊映画です)嬉しかった!!


今後どうなっていくのやら…newF4の如くコケたから続編は無しになるのか、
細々と続いていくのか定かでは無いですけども、
なるべく応援していきたいです。

ついでに仮面ライダーもアメリカで浸透すればいいのにな!!!










あらすじ
アメリカ人の若いバックパッカー達が美女とエッチ出来るホステルに行って
お楽しみの後に拷問タイム


おっぱい度★★★
グロ度★★
東欧ネガキャン度★★★



感想
拷問シーンは「SAW」ほど長くなく描写も若干控えめの為、
「痛い描写」が嫌いな人でもまぁ見られるかなぁなレベルだったので、
ちょっと警戒しつつ鑑賞出来ました。


この手の映画は最後が胸糞悪いエンドの可能性が高いので、
前半のおっぱいポロリ天国とか安っぽいポルノ映画見てる気分でして、
後半の拷問タイムがこの後ずっと続くと思っていただけに、
主人公(つーかジョッシュが主人公だと思ってたよ。
パクストン、お前だったんかい!特徴無いわ)が
餌食になった後の反撃タイムは楽しかった!!!

ご都合主義全開で自分をハメた男や女が一堂に会している所を
ボーリングのピンみたいに車でドンとはねちゃうテンポの良さは
「チーム・アメリカ」のノリで笑った笑った。
ちゃんとトドメさすところがまたいいね!
薄気味悪い子供達との心温まる触れ合い(笑)も良かった。
ガキに嬲り殺されるってなかなか恐怖。

反撃タイムの時は割とチートっぽかったり、
ラッキーボーナス的な感じで危機を回避したりしていくのですが、
そのハラハラ感と容赦ない反撃具合が拷問タイムを見させられた側としては
「どんどん殺れ~~」って感じで、主人公も見てる側も箍が外れておりました笑
謎の日本人女性のカタコトっぷりやら目玉飛び出ててちょんぎるシーンとか、
絶妙なギャグとホラーのバランス具合(ややギャグ寄り?)


反撃タイムがあるホラーってけっこう好きだなってこの映画で気付きました。
「ホステル2」は既にネタバレ読んで大筋知ってるんですが(ダメじゃん)、
そっちも楽しい反撃タイムがありそうなので観てみようかな。


それにしてもこの映画…おもいっきりスロバキアのネガキャンな気がしますが、
東欧の人達はどういう気持ちでこれを見たのやら。やら。


おまけキャスト)
ドラマ「スーツ」のマスコット・ルイスことリック・ホフマンが出てて吃驚した!
「スーツ」と似たようなダメキャラで笑ったw






『イットフォローズ』


あらすじ
新しいイケてる彼氏とやっとファック出来たと思ったら
そいつのせいで「それ」がついてきた


怖さ★★★
エロさ★★
変態度★★


感想
新感覚ホラー!」と銘打たれ、「タランティーノ絶賛!」とかなんとか
全米の一部ホラーオタクがわいわい騒いだ作品らしく、
日本のレビューサイトでも評価良いと判断してから、観てみました。
久々のホラーなんでちょっと怖くて朝に観たw
んで、
んーーーー…まぁまぁかな(笑)

いやね…、「それ」の表現はなかなか良いんですよ!
アメリカのオカルトホラーって、「痛い」か「どっきり」が多くて、
日本のホラーのようなひたひたひた…と
忍び寄ってくる恐怖ってのはあんまり無かったので
(ホラーサスペンス系なら割とある)、
「それ」がじわじわ迫ってくるというのはすごく怖くてよかった!!!

ただね…
その間のお話が、たるい。長い。

「それ」はセックスしたら感染する!
(byヒュー←こいつがそう言ってるだけ(笑)2回も説明してくれる)
と言う設定で、主人公のジェイは美人なJK、
妹も美人で友人は理屈屋のメガネっ娘、幼馴染の童貞と向かいに住んでるヤリチン…
こんな美味しいキャラ集めてんのにエロいシーンは割りと薄めで、
「それ」も大して人を殺さないので、
とにかく「それ」が出てくるまでとセックスするまでが長い!たるい!!もったいない!!!

360度回転描写で周囲を映すシーンが何度か出てきて、
「それ」が近づいてくる描写は色々面白く、
「それ」が色んな姿に擬態して近寄ってくる様子や、
複上死させたり家電投げつけたり、全裸で人ん家の上に立ってたりと、
恐怖どころと爆笑どころが混じっててホントに「それ」が出てきてからは面白いんですけどねーーーー・・・もったいない!!


こんな美味しい素材と設定が転がってるなら
主人公はヤリマンにして次々に感染させては殺されて
(友人はレズとかにして、レズ行為でも感染するか確かめるとか)、

童貞は童貞失った瞬間にブッ殺されたり、ヤリチン男も被害拡大させたりして、
生き残ったのは主人公とヒューだけにして終わってほしかったなぁ~


セックス描写もぬるいです。
最初のセックスシーンで、主人公がブラつけて脱ぐ気ゼロな時点で察していましたが…
オッパイポロリしてるのは「それ」だけです。
まぁ、その所為で「それ」の異常性が強調されてるんですけども…
監督は「それ」を全裸露出のおっさん・老婆ネグリジェ・母親とセックス・失禁中・ももひき親父などなどと、
どさくさに紛れてド変態丸出しで「それ」描写に力入れてるんで、
途中のたるいシーン削ぎ落としてもっとその辺りを突き詰めていけば…「ムカデ人間」ぐらいにはなったのかも。
(ってムカデ人間観てないけど。たぶん観ない。基本的にスカトロはNG)


色々惜しいので、シリーズ続けて
ファイナルデスティネーションシリーズなみになってほしいですね。

本国や他レビューサイト様では「それ」は性感染するからエイズのメタファーだとか
「それ」の正体やらヒューが何故それを知ってたかなど、
まだまだ謎を多く残していると言われてるようですが…
ぶっちゃけ私は「謎」とかどうでもいいです。
オカルトホラーに理屈や理論は求めてません。
ファイナルデスティネーションだって結局なんかよくわからんし。
「何か秘密がある…!奴が現れるにはルールがあるようだ…」ぐらいが劇中で分かってれば、
後は恐怖の娯楽を楽しむだけです。

この映画…「それ」の変態&恐怖の描写がどれも良かったのに加えて、
「それ」は決して走らないってのが特に良かった!
ゾンビでも走るゾンビがあんまり好きじゃないのでねー…、
あのひたひたひたひたひたひたひた…って歩いてくる様が恐怖心を煽る!


ほぼ無名の若者がざくざく殺されるホラーサスペンスは、誰が殺されるのかが分からないから面白い。
これから夏なので、もっとホラー観たいな♪






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